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<<   作成日時 : 2008/12/10 16:34   >>

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東京家族ラボ 池内ひろ美様  
    写し:中国新聞読者広報センター

 当地の地方紙にあなたの文章が掲載されまして、納得の行かないものがあり、新聞社に質問しました。しかし、返事が返って来ません。そこであなたに直接質問いたしますので、この質問への回答を頂きたく、よろしくお願いいたします。中国新聞は、池内ひろ美さまと呼び変えてくださいませ。この分野、経験がおありになるのであれば、特異な例を引用せず、身近な実態を集約したものを基盤に、警告を発するのが良かろうと思うのですが、如何でしょう?

 貴紙(中国新聞)の2008年7月20日版「今を読む「相手代え繰り返す『不倫』−不倫のメカニズム」(池内ひろ美)を読み、貴紙の購読者として不思議なものを感じます。つまり、地方である広島の「どういう読者」に「どういう情報」を提供したいがために、この記事を掲載したか、その理由をお伺いしたいのです。新聞はスキャンダラス週刊誌ではないですよね。原稿用紙4枚ほどの当該記事を要約しますと、下記のようになります。

週刊誌をにぎわせた女性キャスターが、路上キスとラブホテル騒動の2度の浮気・不倫を繰り返した例を引きつつ、筆者が過去に不倫相談を受けた事例をもとに、「不倫」が相手を変えつつ繰り返されるメカニズムを推定している。そして、

   【1】「不倫」は、恋愛や結婚とは異なる「狩り」の感覚にある。
   【2】「不倫」を繰り返す女性は、男性的素養が大きくて、極めて色気が
      あり、いかにも男性が好みそうな姿態を見せることが得意。それ
      は「男性的視点」を持つからだ。
   【3】「不倫」は狩猟欲に起因し、相手に配偶者があれば「不倫欲」(征
      服欲)はさらに増す。
   【4】新たな欲求が生まれれば、また別の獲物を探す。不倫が相手を代え
      て何度も繰り返される理由は狩猟欲にある。

 しかし、
   【5】不倫はすべて恥ずかしい。
   【6】不倫は配偶者の信頼だけでなく、子どもの尊敬も失い、リスキ-だ。
   【7】築き上げた家庭を崩壊させることになる。

 だから、
   【8】浮気している貴女は、夫にばれないうちに相手と別れて、即刻家庭
      に心を戻すこと。

  さて、中国新聞は読者にどんな情報を提供しようと考えたのですか?それを先ず、お伺いします。週刊誌で話題になった女性のことが書いてあり、週刊誌やワイドニュースで騒がれたから、取り上げれば読者が喜ぶと単純に思ったのですか?或は、広島の不倫状況が悪化しているので、警告の意味を込めて掲載したのですか?
 何れの理由にせよ、この記事は読者に貴重な情報をなんら与えていないと、わたしは断じます。特定の女性キャスターの行動を取り上げて、それは「狩りの論理」だ、「男性的要素」だ、だから、それを自覚して、家庭崩壊の前に、不倫は恥ずかしい所業だから、やめよ、という論理を展開しても、誰も納 得しませんよ。記事を掲載決定した編集者は何を考えて掲載に踏み切ったのですか?
 私の意見は、「「不倫」は、つまり既婚・独身は別にして相手が既婚と知りつつ異性と肉体関係・情交を持てば、法律上「不貞」を働いたということになり、それこそ、人生を台無しにしかねない所業だということを先ずもって読者に知らしめねばならない。「狩猟欲」だ「狩り」だなんて、不貞を繰り返す原因などではない。女性でも、性欲が旺盛な人間がいるということ、そして夫婦や相手の異性でも長い間に互いには飽きるということ、モラルの低い女がいること、それらを掛け合わせた結果が出てきたというだけと思うのですよ。
 配偶者とは異なる異性と性交渉を持てば、【不倫】という法的な問題に触れ(離婚、慰謝料)や社会的制裁を受けるということを、先ず広島県民に知らしめねばならないのではないの?そうだとすると、法律事務所か何かに相談して独自の情報を読者に供給すべきではないの。案外、主婦も主人も事に遭遇した人でないと、知らないことですよね。例え結婚コンサルの池内ひろ美が書いた記事としても、著者に100%丸投げではまずいよ。

平成20年7月23日                                            

                                                  
******************************************************
池内ひろ美の新聞掲載原文
中国新聞 2008年(平成20年)7月20日(日曜日)

今を読む「相手代え繰り返す「狩り」」
  『不倫のメカニズム』
   夫婦・家鹿問題コンサルタント
   池内ひろ美 1961年岡山生まれ
   東京ラボ主宰 著書「リストラ離婚

 事務所で時々小さなパーティーを開く。先日も三十名ほど集ま。、料理を楽しみ、お酒を飲み、じっくり語り合った。ワインが好評で九本も空いた。以前、女性キャスタ1との路上キス写真を撮られた某議員も底におり、熱く政治を語り、皆と楽しくグラスを傾けた。
 まさにその翌日、臥薪嘗胆、キャスターに復帰を果たしたあの「彼女」が再び、脚光を浴びた。今もワイドショーや週刊誌をにぎわせているラブホテル騒動だ。政治の話なんかではなく、遠慮せず例の「路チュー」を尋ねたらよかった〜。そう残念がった参加者もいたようだ。
 さて、何かと世の耳目を集める不倫。過去、相談を受けたいろんな事例をもとに、そのメカニズムを考えてみたい。 多くの場合一度で終わらない。相手を代え、繰り返される。なぜだろうか。
 まず、不倫は恋愛や結婚とは異なる。「狩り」の感覚があるのだと思う。古来、狩は主に男性が行うことであり、女性が担うことが多かったのは「収穫」。その名残なのか、今も結婚を収穫ととらえる女性は少なくなく、浮気を繰り返す男性は珍しくない。
 したがって、不倫を繰り返す女性は、見た目がいかにたおやかであっても、その心根には男性的な素養を大きく持つ人といえるのではないだろうか。
 極めて色気があり、いかにも男性が好みそうな姿態を見せることができるのも、その女性に「男性的視点」が大きくあるからこそできる技ではないか。男性から見える「私」をきれいに客観視できるのである。
 逆に、浮気とは縁遠い女性というのは、案外セクシーさに欠け、ともすればやぼったくなる。つい某国のファーストレディーが頭に浮かんでしまうのは私だけだろうか。
 話を戻そう。男性の視線を集め、不倫の相手にするべく狩りを行うためには、美しさだけが大切なわけではない。もちろん、美しければ獲物はかかりやすいし、気の利いた会話ができればワナにもはめやすいだろうが、基本的には美醜も年齢も学歴もあま。関係ない。何せ狩猟欲のなせる業なのだから。
 結婚は安定と結びつけられやすいが、その種の女性はそれを求めない。目標を定め、ただ狩るだけ。相手に配偶者がいる場合は、征服欲はさらに増す。かくして狩猟にたけたある種の女性たちは、獲物を狙う狩人のように、既婚男性を狙い打ち続けるのである。そんな女性たちは、狩った獲物にはそれ以上の興味を持たないのが常だ。ひとつの狩りを終えたらそれで終わり。新たな欲求が生まれれば、また別の獲物を探す。不倫が相手を代えて何度も繰り返される理由はここにあるのだと思う。
 世の多くの男性はそんな心理を知らない。独身で美人の女性と浮気をすることによって、「美女という獲物を仕留めたゾ」と浮かれている。しかし実は狩られた場合も多いはずだ。そして、すぐに興味を持たれなくなる。舞い上がっている場合ではない。さらに、不倫関係にある本人たちは無自覚だが、周囲にはどちらが狩人でどちらが獲物だったのか、一目瞭然。だから不倫は恥ずかしい。
 問題は、恥の意識だけではない。狩られた側の男性は放置されるだけで済む。しかし、男性が狩人の立場にあれば、恥ずかしさどころではない困難さが待ち受ける。むしろこのケースの方がまだ多い。
 その場合の女性は、そもそも狩猟欲に支えられてはいない。不倫が長くなるにつれ「奥さんと別れて」との言葉も出るだろう。セクシュアルハラスメントで訴えられることだってあり得る。そうなれば配偶者の信頼だけでなく、子どもからの尊敬も失う。このうえなくリスキーだ。もちろん男性側だけの問題ではない。
 もしあなたが今、浮気をしているなら、ばれないうちに、即刻家庭に心を戻してほしい。恥ずかしくない浮気はない。それに恥だけではない。築き上げたものを音を立てて崩す。やっぱ。浮気は怖いものなのです。

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