2009年3月16日 18時35分更新
桜の花の季節を前に、県北部の新庄村で、日露戦争の兵士たちのがいせんを記念して植えられた桜の治療が16日から始まりました。
「がいせん桜」は日露戦争の翌年、兵士たちのがいせんを記念して植えられたソメイヨシノで、樹齢が100年を超えます。
ソメイヨシノの寿命はおよそ60年とされていて、なかには、傷ついた幹から腐敗が進み、幹が空洞化するものがあり、毎年、桜の花の季節を前に治療が行われています。
16日は午前10時から2本の桜の治療が行われ、作業員4人が幹の腐った部分を取り去った後、木の皮などを原料とする繊維を埋め込み、その上から布などをかぶせて保護しました。
治療は今月26日まで続けられ、来月20日ごろ花が咲き始める見通しだということです。