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March
14
2009
大学生の娘がアルバイトで費用を稼ぎ、初の海外旅行、フランス行きを敢行した。一人旅。長女は本当に怖いもの知らずだから・・・。でも、けっこう独立心があって頼もしいかな。
で、海外なんて日頃は意識していないけど、これがまるで国内旅行のような感覚なので、ちょっとビックリしています。まず、ホテルはもちろんGOOGLEの衛星写真ですぐに場所が分かります。周囲の様子もある程度分かってしまう。ただし、ストリートビューはまだないみたい。プライバシーの問題で批判的だった僕だけど、こういうときにはこれほど役に立つなんて・・・。ちょっと見直しました。それからDocomoの携帯をもたせましたが、これが優れもの。ほとんど国内通話と同じ感覚です。音声のタイムラグもまったく感じません。これも凄い。さらに、電話帳に登録しておけば、面倒な国際ダイヤルを回さなくて済んでしまう。これは便利この上なし。もちろんメールも快適!ただし、通話も、メールも料金を聞いてビックリ!いまどき、こんなに高額だなんて・・・・。
それでも、昔は海外旅行となると緊張したものですが・・・・。地球は本当に狭くなりましたね。
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March
13
2009
自分が本格的に会社経営に携わるようになってからすでに20年が経過しました。20年と言うのは、一つの節目として考えてもいいのではないかという思い、それから節目として考えざるを得ない状況、さらには、今後の自らの道を模索する上でもこの20年間をどこかで一度振り返っておきたいという思いがありました。そして特にこの9ヶ月間、第一線の経営から退いて客観的に見つめる時間と、訓練が出来たことが、僕のモチベーションを掻き立てたと思います。経営者としては異例かもしれませんが、年間通じてコンスタントに1500枚くらいの文章を書いてきたということもあって、この20年間の経験をすべて文章に書く残したいと思うようになりました。もちろん現時点では、成功談ではなく失敗談でもなく、道半ばの文章になりますが、そのプロセスはきっと経営でご苦労されている皆様のご参考になると確信しています。また、様々な憶測や一方的な意見の多かった、星野金属工業株式会社やソルダムの倒産劇についても、非常に率直にまた記憶が鮮明なうちにリアルに書き残しておきたいと思っていました。このところ、約400枚ほど書き終えていて、さらに400枚ほど加筆する予定です。いざ、書いてみると、自分でも意識したことは無かったのですが、あまりに多くの出来事があり、そして通常では決して経験し得ないことを、よくもまぁこれだけ重ねたものだと、関心してしまいます。大きな波紋をひろげる可能性もありますが、共感していただける部分も多いのではないかと、そしてもし苦難の渦中でお読みいただけたら、勇気を持っていただけるのではないかと思います。近く、新しくサイトを立ち上げ、順次公開してゆく予定です。今の僕が次の人生に進むために、総てを一度整理して、公開してしまおうと思います。それでないと、次に進めないような、そんな気持ちですので。
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March
12
2009
日本経済が指数の上で急激に悪化してきたのは昨年の10-12月期からです。明けて1-3月期はもっと悪い。これが原因で株式市場の急落が言われていますが、株式市場の下落は非常に緩やかだと思いますし、実際の指数の落ち込みとは比較になりません。それまで日本市場の東証1部上場企業のPERは約15前後。それが今期決算予想ではPER70を超えました。ということは、指数単純比較すると現株価は日経平均で¥3000-前後になってしまう。でも¥7,000-台ですから、これは非常に健闘していると言えます。GDPも10-12月期は年率換算でマイナス12%超。これは相当に過激なほど悪い数値です。その主要な原因こそは「輸出依存型製造業」であることは明らかです。
内需依存型製造業も決して楽な状況ではない。たとえば、不動産が非常に厳しい状況に突入していますから、新築住宅やマンションやそういうものの関連設備関係は非常に厳しい状況なんです。公共事業も年々減ってきてますから、好いわけがない。そして、内需向け電気機器やその他の製品も、内需に特化しているわけではなく、輸出を内需に振り向けると言うほうが正しいくらいな状況ですから、製造業にとってはまず、致命的な状況といっても過言ではありません。
面白い話があります。今回、中小企業対策で政策として資金援助を行っていますね。信用保証協会の枠を大幅に拡大して、中小企業に対し資金の貸付を行っているわけですが、流石に貸付条件は優遇される内容です。低利、しかも返済開始は1年間据え置き後から・・・。これは、融資条件としてこれ以上のものはないと言えるほどの優遇内容ですが、さて問題はここからです。この資金を借りて当面は凌げる状況になりましたが、なにせ生産の落ち込み方は半端じゃないです。5割、6割減は当たり前という状況。これはすなわち、半分の設備償却は出来ない、人は半分いらない、経費も半分しかかけられない・・・そういう状況なわけです。さらに取得固定資産(不動産等)の価値が、非常に下がっているいわゆる資産デフレ状況が続いています。この状況が今後1年以内に改善したとしても、そんなものは到底間に合うはずもありません。したがって、今回の借り入れ資金の返済を可能にするためは、できる限り早期にリストラを実施して、可能な限り身軽にならないといけないわけですよ。だから、暗にリストラをほのめかされたりしてるそうです。大いに矛盾を感じますね。
まだ、問題はあります。そう、後継者不足ということです。現在の中小製造業の経営者の平均年齢は非常に高齢化が進んでいますから、今回の資金を借りて凌いだとしても、その後の5年~7年の資金返済が出来るのかという問題です。これは非常に苦しいと思います。そのような状況で、活路を見出すというのは、よほどのことが必要になります。こういう問題は他人事ではないのですが、僕なりにいろいろな形で模索を続けています。
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March
11
2009
ベンジャミン・フルフォード。彼は確か元フォーブスかなんかの日本特派員だったと思いますが僕が好きなジャーナリストの一人です。ちょっといつもタイトルが「闇・・・」とか商業主義に走りすぎているきらいはありますが、非常に興味深い内容というか、これ、多分、みな真実なのだろうと。盲目的に信ずるにはかなり危険を伴う内容でしょうが、アメリカ人として日本人に常にこうして警告を発してくれる。こういうスタンスのジャーナリストは信用に足ると僕は思いますね。何せ、内容は過激で、これはかなり危険を伴うスタンスだなと、常々かんじますからね。彼の著書はこれで三冊目になります。「アメリカが隠し続ける金融危機の真実」というタイトル。でも、「アメリカが隠し続けられなくなってきた金融危機の真実 」の方がよかったかも。
今回の金融危機に関しては、本当にいろいろな話が出てきてしまっています。たとえばAIGに関して。この会社、アメリカの公的資金援助を求めるのに財務内容は虚偽だらけで問題になってます。なんども公的資金を注入してなお、その財務報告書はまともなものはなかった。そのくせ、役員賞与は膨大な金額でいつまでもバブル時代を引きずっている。この事に関し、ヘリコプターベン(バーナンキFRB議長)も議会証言で机を叩いて激怒したんですよ。それでもCDSの発行元のAIGを破綻させられない悔しさというか現実に対し、涙したというのですよ。CITIに関しても事情はほぼ同じで、ここにアメリカ金融界の腐りきった体質が浮き彫りにされてます。こんな情報などは、アメリカではすでに公然と語られていて、だからこそ株価は急落してしまったわけです。まったく半端な「悪材料」じゃなかったわけですね。
この本は、そういうバックグラウンドがよく理解できる内容です。いやらしい書き方をしていますが、ロックフェラーが黒幕というかバックグラウンドであることなど、みんな知ってますから。イギリスはロスチャイルドだっけ?表には出てきませんが、財団つくって公益事業をしているように見えても、その財力は莫大ですから。
実際に今回の一連の問題は、何かにつけていかにも仕組まれた感じがミエミエでしょう?グローバリズムの台頭だってなんだってみな同じ。アメリカの学者でさえ、ISOなど意味はないといってるんですよ。ISOの実態をアジアで見てくれば・・・そういうことがよく理解できますよね。しかし日本企業は、特に中小企業は真面目なので、ISO○○○○取得!って看板掲げちゃいますよね。地元商工会議所なども推進しちゃいますから。それと劣悪なのは「ISO取得コンサルタント」の存在。真面目なところもありますが、相当酷いところもある。みんな商売なんだって感じがします。
それでも真剣にISOに取り組んで品質を向上したり、管理を向上したりしちゃう日本の中小企業は、競争力は高いと思いますよ。そういう向き合い方をした製造業が世界中にあるのかと言えば、はなはだ疑問ですから。
とにかく、ちょっとエンタテイメントと言う感じで読むと非常に面白い一冊だと思います。内容は、ほぼ真実だろうと。でも真正面から受けるにはかなり重たい内容ですので。
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