海上自衛隊のソマリア沖派遣に抗議するため、県原水禁と県平和運動センターは13日、中区の平和記念公園で座り込みをした。約60人が参加した。
約30分の座り込みの後、「海上の安全と秩序を守る責任は一義的には海上保安庁にある。日本関係船舶の警護が必要であれば、海上保安庁があたるべきだ」と指摘し、「今求められていることは、海賊問題の背景にあるソマリアの無政府状態を早く回復させるために、ソマリア国民への援助を行うことにある」などと訴えるアピール案を採択した。
被爆者で座り込みに参加した、県原水禁代表委員の片山春子さん(78)は「被爆地である広島にある呉から出港することは、県民としてゆるせない」と話していた。【寺岡俊】
毎日新聞 2009年3月14日 地方版