広島放送局

2009年3月16日 12時20分更新

救急車の搬送状況を調査


救急車が患者の搬送先を決めるまで10以上の医療機関に問い合わせを行ったケースは、去年1年間に広島県内で8件あったことがわかりました。

広島県が去年1年間の県内の救急車の搬送状況を調べたところ、患者の搬送先を決めるまで10以上の医療機関に問い合わせをしたケースは8件あったということです。また搬送先の病院を決めるまでに1時間半以上かかったケースは、16件あり、なかには2時間半以上かかったケースもあったということです。
受け入れができなかった理由としては、別の患者が手術中だったことや、ベッドに空きがなかったこと、それに搬送患者の症状が専門外だったことなどが多かったということです。
広島県では、症状が軽く緊急性がないのに救急車を呼ぶケースが増えていることが、医師不足が深刻化する救急医療の現場の忙しさを助長していると見て、街頭キャンペーンを行うなどして救急車の適正な利用を呼びかけています。