麻生首相:著書「とてつもない日本」…なぜか売り上げ急増

2009年3月13日 19時22分 更新:3月13日 22時09分

衆院本会議で自民・島村宣伸元農相(右)の言葉に大笑いする麻生太郎首相=国会内で2009年3月13日午後1時18分、藤井太郎撮影
衆院本会議で自民・島村宣伸元農相(右)の言葉に大笑いする麻生太郎首相=国会内で2009年3月13日午後1時18分、藤井太郎撮影

 麻生太郎首相の著書「とてつもない日本」(新潮新書)の売り上げが10日から急増した。新潮社によると、ネット上に「支持率が低下している首相への支持を表明するため、3月10日、本を買おう」との書き込みがあり、これが“祭り”として広がった影響だという。同社は13日、2000部の増刷を決定。累計では20万部に迫っている。

 「とてつもない日本」は麻生首相が外相時代の07年6月に刊行された。最近は「ほとんど動きのない本」で、紀伊国屋書店全店で8日に売れたのは5冊だった。ところが、10日は272冊も売れたという。新潮社広報宣伝部は「当初は何が起こったのかと驚いた。今後の状況を見守りたい。なぜ『3月10日』なのかは分からない」と話している。

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