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【社会】

封書の表に「障がい」 豊田市発送の調査票、市は陳謝

2009年3月13日 11時25分

 愛知県豊田市内の障害者に市障がい福祉課と豊田都市交通研究所が郵送したアンケートの封書の表に、障害者本人の名前とともに障害者対象の調査であることが記され、市などに「配慮が足りない」と苦情が寄せられていることが分かった。

 市は「不快な思いをさせて申し訳ない」と陳謝している。

 市によると、封書は6日に発送された。子供など障害者本人のあて名とともに「障がい者を対象とした人の動き調査」と書かれており、受け取った家族らから市に「『障がい』の文字が明記され、個人が特定される。配慮が足りないのでは」などの指摘が12日までに7件あった。

 市によると、通常、障害者対象の封書などを送る時には、差出人に障がい福祉課の文字は入れず、課のコードナンバーで送るなど、障害者と分からないように配慮している。

 市は電話をしてきた人に「配慮が足りなかった」と陳謝した。

 調査は障害者の移動手段などを把握し、移動しやすい交通環境づくりの実現を目指すため実施。身体障害者、精神障害者保健福祉、療育の各手帳を持つ人から無作為で選んだ2511人に郵送した。

(中日新聞)

 

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