茨城県警牛久署は10日、電車内での喫煙を注意した乗客の顔を殴ってけがを負わせたとして、傷害の疑いで警視庁千住署生活安全課主任の巡査部長桑原英男容疑者(50=同県阿見町)を逮捕した。
調べでは、桑原容疑者は9日午後10時すぎ、JR常磐線下り特急電車のデッキで喫煙していたのを茨城県牛久市の男性会社員(56)に注意されて腹を立て、牛久駅のホームに降りて男性の顔を数回殴り軽傷を負わせた疑い。
千住署によると、桑原容疑者はこの日は日勤で、仕事を終えた後、東京都内で同僚と酒を飲んで帰宅途中だったという。調べに対し「申し訳ないことをしてしまった」と話しているという。
同署の有吉正典署長は「職員がこのような事案を起こし極めて遺憾。被害者に深くおわびし、今後指導を徹底したい」とのコメントを出した。(共同)
[2006/3/10/11:48]