極秘プロジェクトZ 開発日誌

■2008年07月02日(水)  SEGA AGES 2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション (2)
これもせっかくの機会ですから応援の意味を兼ねて宣伝などしましょう。
これをメインに作ってたのは、おなじみ奥成さんとM2のみなさんです。
M2は社屋がボルネオにあるため、奥成さんは毎回打ち合わせのたびにジャングルの毒瘴気に犯されて、滝壷に真っ逆様なのは太田蛍一の人外大魔境ですが、いろいろ大変だったようです。
M2の堀井さんは、豚の足をトロトロに煮込んだ「アイスバイン」をこよなく愛する密林快男児ですが、ファンタジーゾーンも同様に好きで好きでたまらず、以前より毎晩アーケード版をノーミス二周しないと体が火照って眠れないそうです。
名物プロデューサーである奥成さんもまた、輪をかけたファンタジーゾーンマニアであって、これも豚のホネにむしゃぶりつきつつ、例の瞳孔開きっぱなしなヤバすぎる表情でトットのフルネームを念仏のように諳んじ、「FZ2と言えばワープとロケトロン!これなくしてFZ2は成り立たず!」と断言する益荒男ぶり。
また音楽の並木さんに至っては、以前に秋葉原で酒を飲んでいる際、
「コバビーチの顔には斑点があるが、あれが一見ランダムに見えて実は五芒星を描くことをキミはもちろん知っていような!」
などと熱弁する危ない人でした。知らねえよそんなの。
こういうメンツが、ああでもないこうでもないといじくりまわしてるわけですから、もちろん本タイトルは、皆様の期待に違わぬ異類異形のパワーが込められております。
ファンタジーゾーンはビジュアルといい、システムといい、オリジナリティの塊のような名作であり、多機種に移植されまくったので、多分みなさんのご家庭にも三種類くらいはコレクションがあるんじゃないかと思いますが、人によってはMSX版が好きで好きでたまらぬというバサラ者もいらっしゃるかと思いますが、そんなアナタもぜひこの一本をお加えください。
ハンパじゃねえので。

■2008年07月01日(火)  SEGA AGES 2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション
どうもこんにちは、ゾルゲールです。
ちなみにハルヒは担当してないからよろしくです。
今日は最近のお手伝い仕事としてこちらを紹介しましょう。
SEGA AGES 2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション
http://sega.jp/ps2/ages33/
パッケージのイラストを描かせてもらいました。
中身については酒の席で好き放題要望をしゃべったくらいで、ほぼノータッチですが、これまでのシリーズ全作を惜しげもなくぶち込んだ上に、
「もしもシステム16版のファンタジーゾーン2があったら?」
というコンセプトの元に、開発スタッフの皆さんが、採算度外視で長い間頑張った努力の結晶です。
この「システム16バージョンFZ2」というのがものすごいのです。
一見、マスターシステム版の絵をキレイにした移植のように見えるかもしれませんが、中身はほぼ完全新作という狂いっぷり。
オリジナルにあった「愛すべきマヌケ味」みたいなもの(キンタマンとかロケトロンとか)はなくなっちゃいましたが、システムを全面的に見直し、独自のアイディアも多数盛り込んだ、「オレファンタジーゾーン」に仕上がっていると思います。
しかもロムに焼けば、ホントにシステム16の基板上で動作するそうな。
今時こんなムチャをやるやつはおらんでしょう。まさに傾奇者。
私もFZ2はかなーり大好きなので、ドット絵を打ちたいと言ったんだけどあっさり断られてしまいました。
そんなにこの絵はイヤなのか。
悔しいからパッケ絵のはしっこに描いてやったぜケケケ。
個人的趣味でトットも描いてやったぜウケケケ。
ともあれ、9/11に発売予定の本作、この値段では安すぎるくらいの力作なので、皆さんぜひ買ってあげてくださいね。オマケ要素も山ほどあるよ。
並木さんのサウンドとかも…何かもうね、「手段のためには目的は選ばない」というか、ワケわかんないレベルの凝りようで呆然とするよ。
あ、あと、もう作業終わってるかもしれないけど
少なくともイージーでは、ボス登場シーケンスでは武器のタイマー止めた方がいいと思うなー。ストレスたまるなり。
256_256b.png 256×256 14K

■2008年06月30日(月)  ゲッコーのストラップ
ゲッコーそういえば、こないだ久々に会った高校の同級生から
ゲッコーのストラップをもらいました。
これが一点モノでなかなかいい感じ。
3センチくらいだけど、かなり精密な作り。
塗装じゃなくて、素材色で模様を出しているのもナイス。
ありがとうね。

■2008年06月27日(金)  そろそろ新作の
情報もチラホラと出して行きたいのですが、なかなか事情もありまして、思うに任せないゾルゲールです。もうちょとお待ちを。
というわけで関係ないことを書きますが、007「ロシアより愛をこめて」で、007の同僚になりかわった敵のスパイが、ヒラメ料理にキャンティの赤を頼んだことで不審に思われる…というくだりがあるでしょう。
このニュアンスが以前から気になってるのです。
だって、昔の日本ならともかく、「魚に白」ってヨーロッパなら一般常識みたいなモンじゃなかったのかと。
ましてスノビズムの塊みたいなフレミングの007ですからね。
これをシャレた会話として扱ってる、ということは、意外とここらへんの当時(原作1957年)には、ヨーロッパの一般読者層にも「ほう、魚には白なのか」というのがシャレた薀蓄として成立していたのではないかと思うわけですよ。
確かめる術はないんですが、映画と同時代の「オーシャンと11人の仲間」(1960年)におけるラスベガスが、今の目で見ると意外にショボいことから、僕らはちょっと欧米の文化レベルについて過剰に高く見ているキライもあるのかな、と思う次第です。
いや、「大市民」の言うとおり、赤なんてギンギンに冷ませばとりあえずなんでもうまいんですけどね。

■2008年06月26日(木)  ゾル文
やあこんにちは、ぼくえびいぬです。

マンガを描いてアップしようと思ったけど、こっちの方が早いからまあいいや。

題して「ゾル文」

みんなすでに発売中の「ゾル漫」買ってくれたかな?

自分で言うのもなんだけど、よくあんな本売ってるなと思うので、買え!

ところで、今日は獣王記のクマについて語るよ。

あれ、いいよな。クマ最高だよな。

ペトリフブレスとか失禁しちゃう。

■2008年06月25日(水)  SawtoothにTiger
こんにちはT名網です。
私はマカーなので、今日は愛用のSawtoothの話をしましょう。
ちょっと卵に似た(どこが)昔のMacですね。
私はOS9のフォトショップ3.0.5でないと絵が描けないので、かれこれ8年くらい前からこれを愛用しているのです。でも、たまにOSXがどうしても必要になる場合があるので(ブッシュ大統領が訪問されたときなど)一応入れてあるんですよ、10.1。
一応TIGERも買ってあるんですが、これがなぜかインストールできんのですよ!足なんか飾りですよ!
というわけで、かれこれ三年ほど放置していたのですが、こないだついに原因がわかりましてね、増設メモリの相性で引っかかってたみたいなんですよ。
三枚挿してる512Mのうち、後から足した二枚を抜いたら、あっさりインストール成功!
今までの苦労はいったい何だったのか…。
ちなみに、Pantherはクラシックがない時点でパスですな。

■2008年06月23日(月)  島嶼生物学
こんにちはゾルゲールです。
珍しく出張に行ってたので更新が滞りました、つーか、こういうときのためにみんなで更新するんじゃなかったのかよ!
T名網さんの卵の話が読みたいッ…!

■2008年06月17日(火)  映画の中のゲームネタ(続き
えーこんにちは、ゾルゲールです。
映画の中のゲームネタ、続きです。
ゲーセン関係ですとやっぱり「トロン」に尽きるのですが、忘れられないのが「スターファイター」です。これDVDが日本未発売なんですが、ゲーム小僧ならすげー面白いのになんでだろう。
そういややっぱりジャッキー映画、キャノンボール2はVCS版パックマン、ポリスストーリー3では、セガ版テトリスっぽいのが出てきますが、ジャッキーは血中ゲーム濃度が高いような気がしますね。
ジャッキーのチュンリーコスプレが拝める、きわめつけの「シティーハンター」とかな。

■2008年06月16日(月)  呪術の世界
こんにちは、WEBチームT名網です。
今日は宇宙卵の話をしたくてたまらなかったのですが、ふと思いついたので呪術の話をしましょう。
大学のときにうろ覚えに習った呪術の二大巨頭、感染呪術と模倣呪術ですが、なぜこういった傾向があるのかナゾでありました。
しかし、つらつら考えるに今日の我々も、眼に見えぬ何かについての対処すを考えた際、相も変わらずこの二つに頼らざるを得ないのではないでしょうか。野生の思考がどうとか言う以前に、これは人間の、基礎BIOSの部分に刻まれているような気さえします。
「うつる」「うつす」ことの持つ、大いなる力と申しますか。
「遊ぶヒト」のように、人間はそもそも外界の刺激を選択的に模倣、伝達していく「うつすヒト」であって、逆に現代人が、そうした根源の力をなんとか理屈立てようと、科学的思考や理性の仮面を被っているに過ぎないのではないのかとすら思えるのです。
関係ないけど今「感染柔術」という新しいネタを思いつきました。
試合前に相手の髪の毛やツメを手に入れて闇夜に燃やしちゃうの。グレイシーより強いぞ。

■2008年06月16日(月)  フラクタル的なもの
コンビニで「恐いサイコの画像」という本を立ち読みしてたら、大昔に自分がセガガガで作った画像が出てきてビックリしたゾルゲールです。
25pに注目。あれはドグマピラミッドのムービーで使った、私自身の目だちゅーの。
私はアール・ブリュットも大好きなのですが、最近特に気になるのがルイス・ウェインです。
ご存知の方も多いかと思われますが、猫ちゃんの絵がだんだんフラクタルのように変化していくんですね。
今読んでてすげえ面白い「昆虫-驚異の微小脳」という本があるんですが、この作者の方の所属される研究室で、動物のフラクタル行動ってのをやってましてね、これがクるんですよ。
この場合はハエの行動における法則性がフラクタル的だというものなのですが、脳の基本的な構造からいって、我々人間のような高次の知性(自称)のようなものも、煎じ詰めればフラクタル的なものに還元されるのではないかと考えるわけです。そんな自分にとっては、ハエのフラクタル行動と、ルイス・ウェインのフラクタル猫ちゃんの間に脳汁が出まくってもう大変。



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