人生を建設するためには
2009.3.3
人生を建設するためには一つ一つの行動からやって行かなくてはならない。
そして個々の行動ができるかぎりその目的を果たすならばそれで満足すべきだ。 しかるに個々の行動がその目的を果たすようにするのを、誰一人君に妨げうる者はいない。
「ところが外側からなにかの障碍が起ってくるだろう。」
しかし君が正しく、慎み深く、思慮深く行動するのを妨げうる者はいない。
「だが、もしなにかほかの形の行動が妨げられたらどうする。」
その場合にはその障碍を快く受け入れ、思慮分別をもって許されていることに転向すれば、
ただちに他の行動――さきほど話していた人生建設にあてはまるような行動をもって これに代えることができるであろう。
(マルクス・アウレリーウス『自省録』 神谷美恵子訳 第8章32)
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