ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

埋葬日本兵の遺骨?レイテ島の元米軍墓地で発見

3月15日16時6分配信 読売新聞


埋葬日本兵の遺骨?レイテ島の元米軍墓地で発見

米軍墓地だった高校敷地内を試掘するNPO関係者(14日、フィリピン・レイテ島パロ町で)=小松一郎撮影

 【フィリピン・レイテ島=小松一郎】太平洋戦争で捕虜になった日本人約6000人の死亡者リストが米国立公文書館で発見されたことを受け、NPO法人「戦没者を慰霊し平和を守る会」(佐賀県みやき町)が14日、埋葬地として記されたフィリピン・レイテ島のパロ町の元米軍墓地で試掘したところ、人骨とみられる骨片を発見した。

 同NPOは、厚生労働省に報告し、DNA鑑定などを要請する。

 米国の戦争捕虜に関する情報機関が1952年3月に作成したリストで、埋葬地は硫黄島、ハワイなど広範囲にわたる中、レイテ島・パロ町の元米軍墓地1か所について、所在を示す手書きの地図が発見された。

 同NPOは7日からパロ町で住民への聞き取り調査や試掘を行い、地図で米軍墓地と記されていたカトリック系高校のグラウンドで14日に骨片が見つかった。骨片の写真を確認した日本の医療関係者からは「人間の骨盤の一部の可能性がある」との回答を得た。

 また、「米兵が日本兵の遺体を埋めた」とする住民の目撃情報をもとに試掘し、14日までにパロ町内の別の場所でも人骨とみられる骨片数十個を発見した。

 リストでは、パロ町内には日本人捕虜16人が埋葬。住民は「日本兵のほか、米兵、フィリピン人も埋められた」などと証言しており、同NPOは今後も引き続き聞き取り調査と試掘を行う方針だ。

最終更新:3月15日16時6分

この話題に関するブログ 13

関連トピックス

主なニュースサイトで 遺骨収集 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます


提供RSS