2009年3月14日 22時38分
民主党の前原誠司副代表は14日、京都市内での国政報告会で、小沢一郎代表の資金管理団体をめぐる違法献金事件について「あれだけの献金を(西松建設から)もらうと、『それが合法であったっていいのか』という問題がある。私からすると考えられない数字」と述べ、疑問を呈した。ただ、小沢氏の進退については「私もメール問題で代表を辞任したが、辞める辞めないは外野が言うことではない」と述べるにとどめた。
前原氏はまた、民主党のマニフェスト(政権公約)から「公共事業受注企業からの献金全面禁止」の文言が、小沢氏が代表就任後の07年参院選から無くなったことについて「復活させてしっかり書き込む。国民に疑念を持たれないようにするのが大事」と、次期衆院選のマニフェストに明記すべきだとの考えを示した。【野口武則】