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民主“引き延ばし戦術” 両院協議会散会で抵抗
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与野党は26日深夜まで、平成20年度第2次補正予算の扱いを協議する両院協議会で攻防を続けた。
民主党は、政治改革関連法案を扱った平成6年の両院協が3日間に及んだ例などを引きあいに「参議院の意思をきちんと国民にみてもらう」(輿石東参院議員会長)と強調。両院協の参院側メンバーに石井一、北沢俊美、西岡武夫氏らベテランをそろえ、徹底抗戦の構えを強いた。
衆参の衝突は議事録を残すかどうかなど運営方針から始まり、開催は国会事務局の当初の見込みよりも5時間遅れの午後9時すぎにスタート。さらに、クジ引きで民主党の北沢俊美副代表が両院協の議長職を引き当て、午後11時前に27日午後1時の再開を宣言して散会する「引き延ばし戦術」をとった。協議会で協議している間は予算案が成立しないという解釈を逆手に取った戦術だ。
両院協メンバーの衛藤征士郎衆院予算委員長(自民党)は「一方的に散会を宣言したが、無効だ」と反発し、河野洋平衆院議長に対し、抗議の申し立てを行った。だが野党(参院)側は江田五月参院議長に散会の報告をし、溝は深まった。