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最終更新:2009年3月8日(日) 18時51分

比国籍少女の家族、揃って残留を訴え

比国籍少女の家族、揃って残留を訴え

 フィリピン国籍の少女・カルデロンのり子さんの問題です。入国管理局はのり子さん1人なら日本に残ることを認めるとして、9日までに結論を出すよう迫っていますが、一家は最後まで家族3人で残れるよう訴えたいとしています。

 生まれ育った日本で暮らしたいと訴える、カルデロンのり子さん(13)。

 しかし、入国管理局は不法入国した両親の滞在は認められないとする姿勢を崩していません。のり子さんが1人で日本に残るかどうかを決めなければ、3人とも強制収容するとしています。

 期限が9日に迫る中、ある男性が取材に応じました。父親のアランさんが、15年近くにわたって働いてきた会社の社長です。

 「アランがいなければ、この現場は終わらなかったというのもある」(アランさんの勤める会社の社長)

 社長はこれまで会社への影響を考え、取材を受けることに慎重になっていたと言います。

 「1人のために会社が壊れると、いかがなものかということになるので」(アランさんの勤める会社の社長)

 それでも、初めて取材に応じたのは・・・

 「両親をのり子ちゃんが助けている感じ、周りに気を遣って。そう思うと協力しないといけないんじゃないかと」(アランさんの勤める会社の社長)

 一家が日本の社会に懸命に溶け込もうとしてきた姿を知った上で、最後の判断をしてほしいからだと話します。

 「3人一緒に(日本で)生活できれば、それに越したことはない。1人でも欠けると大変ですから」(アランさんの勤める会社の社長)

 9日、入国管理局に出頭した両親がそのまま収容されることも予想されていますが、のり子さんと両親は、最後まで家族3人で日本に残れるよう訴えたいとしています。(08日16:29)