本の虫(丸岡いずみ)
ここだけの話・・・
うれしい悲鳴をあげています。
最近、次から次へと書籍が届き、読むのが追い付かないのです。
私の会社のデスクには、いつも何らかの新刊が置かれています。
それはなぜか?
これまでお仕事をご一緒させて頂いた方は、本を出している人が多いからです。
私は以前、『真相報道バンキシャ!』という番組でアシスタントプロデューサー(AP)をしていました。
APの仕事の一つに、番組に出演していただくゲストの開拓とブッキング、
ゲストとの番組内容の打ち合わせがあります。
そうしたご縁で、多くの方が本を出版されると送って下さるのです。
その上、私と親しい人は私が本好きであることは知っているので、
そういった人からも本をプレゼントされることがあり、
多い時は、1週間で6冊ぐらい本が届くことがあります。
(AP時代にゲストのみなさんにお話頂いたことをまとめて『ご意見バン!番外日記』に
掲載してあります。バックナンバーが残っているようなのでご興味のある方はどうぞ!http://www.ntv.co.jp/bankisha/index.html)
さて、そんな中、先週は2冊読みました。
弁護士の牛島信さんの『常識崩壊』と
医学博士の海原純子さんの『会社でうつ 休むと元気ハツラツな人』の2冊です。
牛島信さんは『ウェークアップ!ぷらす』のゲストコメンテーターとしておなじみですが、
実際にニュースとなったライブドア問題や西武鉄道事件、サブプライム問題などから読み取れる
日本企業の失態をエッセイの中で牛島さんが斬っています。
これは是非、食品偽装問題などで信頼を失った企業の上層部の方に読んでもらいたい1冊です。
海原さんは私がAPをしていた頃、『真相報道バンキシャ!』にもご出演頂いたことがあります。
今回の新刊は「ディスチミア症候群」という現代人がかかりやすい新しい心の病についての
事例が取り上げあれています。
特筆すべきは、なんと海原さんご自身がこの病に侵された経験を赤裸々に綴っていることです。
2冊とも1時間もあれば読めてしまいますが、内容は非常に濃いのでお奨めです。
読書の秋と言いますが、冬も落ち着いて読書をするにはいい季節だと思いますよ。
さ~て、次はどれを読もうかな・・・。
レッドクリフ(丸岡いずみ)
ここだけの話・・・
喜び勇んで観に行ってしまいました
映画『レッドクリフ』をです。
率直な感想は「あれ?とってもシンプルな設定にしたのね」という感じです。
日本にも『三国志』ファンは数多くいると思いますが、『三国志』を読んだことのある人なら、
あれ?こういう演出にしたんだ~と思われるはずです。
観ていない人のために細かいストーリーには触れませんが、
映画では周瑜と孔明は信頼し合っている盟友として描かれています。
『三国志』では完全なライバル。周瑜は孔明の知謀を恐れて何度も暗殺を謀ります。
人物相関がシンプルになった分、一人一人のキャラクターとストーリー展開には
のめり込んでいきやすいと思います。
何はともあれ、金城武演じる孔明と、トニー・レオン演じる周瑜のあまりのかっこよさに、
まあ、いいか・・・と私などは満足してしまったのでありました
物語上、孔明のファンは多いと思いますが、私は趙雲のような人物が好きです
趙雲は目立たないけれど、勇猛さと思慮深さは際だっていると思うのです。
ところで、『シネコン』の松久淳さんのエッセイを読んでいたらこんなことが書かれていました。
(ちなみに松久さんの作品私は大好きです!)
「当然、男が観たがっても、積極的に『レッドクリフ、観たい!』とせがむ女は、
ほとんどいないことでしょう。」
え~!!そうなんですか~?松久さん?
決して、せがんではいないけど、『三国志』が映画化されたと
喜び勇んで観に行った私の立場は・・・
松久さんのエッセイに動揺を隠せない私でした。
歴史的瞬間(丸岡いずみ)
ここだけの話・・・
みのさんも興奮ぎみだったと思います。
4日(日本時間5日)に行われたアメリカ大統領選挙で
オバマ氏勝利確実の瞬間を伝えた時の話しです。
事前に、外報部(報道局で海外のニュースを担当している部署)の担当デスクからは、
「おもいッきりイイ!!テレビ」の時間帯がヒットタイムになるかも・・・と言われていたのです。
しかし、私の頭の中では2000年のブッシュVSゴアの戦いの印象が強かったので、
ここまですんなりと結果が出るとは思っていませんでした。
2000年、私はNNN24のキャスターをしていましたが、いわゆる「えくぼ票」で
日本時間の夜8時になっても結果は出ず、延々10時間近くスタジオに缶詰になっていました。
一転、今回は日本時間の午後1時前には当確が出ました。
みのさんは「世界中が今、この映像を見ているんだろうね」おっしゃっていましたが、
世界中のメディアがあの瞬間を伝えるためにシカゴに集まっていたはずです。
みのさんに「こういう瞬間を伝えられる丸岡くんも幸せだね」と言われ、
私も改めてそうだなあ~と思いました
今回は、歴代のアメリカ大統領誕生の中でも特別に歴史に刻まれる瞬間だったことは
間違いありません。
「人種の壁」を越えた若きアメリカのリーダーが、今後どんなリーダーシップを発揮するのか、
日米関係はどうなっていくのか、米中関係は・・・。
これからも歴史的瞬間を伝えられる喜びを感じながら仕事をしていきたいです
★スタッフが撮っていた写真を送ってくれましたので添付しておきます