卒業(丸岡いずみ)

March 28, 2008

ここだけの話・・・

3月25日に早稲田大学大学院を卒業しました。

実は、私サラリーマンと大学院生の2足のわらじを履いていました。

三十路をとっくに過ぎた私が、周りの友達から言わせると「あまりにドMな試み」
やりとおすことができたのは、励ましてくれた職場の同僚や、友達、そしてなによりも
大学院で新たに出来たすばらしい仲間のおかげです。
この場を借りてこころからお礼を言いたいです!

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確かに、2足のわらじは「ドMな試み」でありました。

睡魔と闘う!空腹と闘う!時間と闘う!・・・そんな感じです。

正直に言うと、私はやる気があれば大丈夫!なんてかなり能天気に考えて走り出していました。
でも、途中何度もやる気だけでは無理!という現実をつきつけられました泣ける
あまりにもいわゆる“お勉強”から遠ざかっていたので,
三十路を過ぎた頭が言うことを効かないのです。
中でも論文を書く時間をどうやってひねり出すかが一番の問題でした。

今となってはいい思い出ですが、キムタクの“10秒メシ”がなかったら
私は今頃、栄養失調になっていたかもしれません。
いつも“10秒メシ”を鞄にしのばせている学生でした。
今ではコンビニで“10秒メシ”が目に留まるだけで胸がキュンとしてしまいますキラキラ

学生になれば映画は割引料金だし、定期は学生料金よん・・・ハート
そんな甘い言葉も知り合いから聞かされましたが、その特典を使う時間は皆無でした。
映画なんて観に行けないちゅうの腹立った
もちろん大好きなゴルフもお預けでした泣ける

そんなこんなでなんとか卒業にこぎ着けたわけですが、これからは大学院で学んだことを
記者生活の中で社会に還元していきたいと考えています。

もうすぐ4月、みなさんも様々な分野で新たな事に挑戦されると思います。
何歳になっても新しいことに挑戦するのはわくわくするものですよねルンルン
是非、頑張って下さいハート

#11 高級食材(桝 太一)

March 24, 2008

『東京湾にハマグリ漁 復活』

最近、そんなニュースを目にしました。
学生時代に東京湾のアサリを研究していた身分として、
これはもう見逃せないニュースなのです和む


古くから日本人の食卓で親しまれていたハマグリですが、
高度経済成長期の環境破壊を通して一気に激減。
今となってはレッドデータブック(絶滅の危険性がある野生生物のリスト)に
名を連ねるまでになっています。

実際に私は研究の際に、金沢八景や木更津、三番瀬など
東京湾のいたる所で一年中「潮干狩り」をしていましたが、
ついぞハマグリの姿を目にすることはありませんでした。

今や、国産のハマグリと言えば「高級食材」。
・・ご年配の方々の中には、「ハマグリが高級品」という現状に、
ちょっと寂しさをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
仲の良かった幼馴染みが、いつの間にやら有名芸能人になり、
今やなかなか声をかけにくい、といったような・・


実は東京湾のアサリも、ハマグリほどではないにせよ、
近年は漁獲量が激減しています。
(あまり知られていないことですが、多くの研究者が
それをくい止めるべく研究を続けています)

朝鮮産や中国産のアサリが大量に出回っている昨今、
にわかに食卓に影響が出るとは思えませんが、
近い将来、アサリの味噌汁や酒蒸し、ボンゴレ・スパゲティーが
「高級料理」になる日がきても、決して不思議はありません。
事実、ハマグリはそれに近い状態になっているのですから。


・・ちょっとお話が飛びましたが、東京湾ハマグリ復活の件。

今のところは、漁協関係者が人工的に育てたハマグリ稚貝を放流し、
大きく育った後に漁獲するという手法のようですが、
ゆくゆくは人が手を下さずとも育って殖える、
そんな真の意味での「ハマグリ復活」を願いたいものです太陽

桜の開花秒読み!(杉江勇次)

March 21, 2008

びっくりしました。何が・・・って?

東京で桜の開花の目安となっている靖国神社の標本木が、すでに開花しているのです。

午前の段階で、数輪が花開いていて、半開きやピンク色に色付いたその予備軍も沢山あります。

実際に開花の発表が行われるのは、完全に5~6輪が開いた時で、
今日午後の観測でも発表は見送りとなりましたが、
天気が回復して20℃近くまで上昇する明日は、間違いなく開花の発表があるかと思います。ピース!
東京以外でもこの3月は当初の予想よりも随分気温が高くて、
桜の開花予想もどんどん早くなっています。

あさって23日(日)に全国のTOPを切って開花が予想されている地点は、
東京の他、静岡、名古屋、和歌山、高知、熊本の6地点。

その中でも現在の状況では、東京が一番早く咲く可能性が高いようです。

どうやら週末から桜の季節に突入しそうですが、
その後来週にかけては、西日本~東日本の多くの地点で開花の便りが届く事になりそうです!和む

あ!
いよいよ桜の季節が始まりますが、今年はまだまだ花粉が猛威をふるっています。

週末、一歩早いお花見やその他各方面にレジャーなどでお出掛けの方も、
花粉対策は万全にしてお出掛け下さい!

すでにヒノキの花粉も本格的に飛んでいますよ!泣ける


春の行楽(後編)(丸岡いずみ)

March 19, 2008

ここだけの話・・・

早朝の鬼怒川温泉の露天風呂でちょっとした事件に遭遇です。

露天風呂には私の他に、女性2人と小学校低学年ぐらいの女の子が1人。
ちなにみに、この露天風呂は周りに囲いらしきものが一切なく、自然の中にひょっこりとあるような
露天風呂です。

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私が入った瞬間、女性の一人が・・・

「誰かいる!」

一同:「え~!」

女性が指さす方向を見ると何と子ザルが・・・
よーく目で追うと1匹ではなく何匹も、いや群れをなして温泉に向かっているではないですか。

女性A:「入るつもりなんですかね~?」
女性B:「人間に慣れてますよね~」
女性A:「入ってきたらどうしたらいいんでしょうか?」
女の子:「子ザルはいいけど、怖いよ~」
私:「とりあえず、珍しいので写真とりましょうか」

私は持っていたデジタルカメラのシャッターを思わず切りました。
すると、猿は写真には慣れていないのか、逃げだしたのです。
唯一、カメラに収まったのが、松の木に登ってこちらを見ていたこの猿です。
(右上の方に茶色く見えるのがそうです)

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珍しいところに猿が出没すれば、とりあえず(カメラで)撮る。これは記者の基本中の基本。
思わずシャッターを切ってしまったのですが、女の子は・・・
「あ~あ、逃げられちゃった・・・(残念そうなためいき)」。

KYな私がいけなかったのか?みんなはそのまま猿と温泉に入りたかったのか?
でも、怖いって言ってたよね~?

どちらにしても、猿と仲良く温泉に入っている自分はどうしても想像できません。

ちなみに、上のような写真しか撮れなかった記者の場合、
「使えないな~(ため息交じり)」と言われるのがオチで、
局に帰りたくなくなるのが‘動物取材モノ’の常です。

春の行楽(前編)(丸岡いずみ)

March 17, 2008


ここだけの話し・・・

週末、家族水入らずで鬼怒川温泉に行ってきましたルンルン

丸岡家全員の一致した趣味は温泉巡りで、家族の誰かが「温泉に行かない?」と提案して
それが却下されたケースは私の記憶では一度たりともありません。
ただ、それぞれがかなりの数の温泉に行っているので、全員がまだ訪れていない温泉を
チョイスするのがちょっとやっかいなだけです。
今回も・・・

父:「強羅温泉に行ってみたい!」
母:「友達と行った」
父:「じゃあ、乳頭温泉は?」
私:「それはちょっと遠すぎるでしょ」
母:「じゃあ、間をとって鬼怒川温泉は?」
父:「何十年か前に行ったような・・・」
母:「宿に泊まった記憶はあるけど、温泉に入った記憶がない」
私:「じゃあ、決まり!」

列車で遠出する時は、駅弁を何種類か買って仲良く「回し食べ」するのが恒例です。
ちなみにこれは鬼平弁当。豚の生姜焼きが美味でしたハート

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列車が鬼怒川に近づき始めたところで、嫌な看板が目に飛び込んできました。
「ようこそ、杉林の街へ・・・」
花粉症でワーワー騒ぐのをやめたはずの私でしたが、せっかく忘れかけていた
自分が花粉症であるという現実を再び思い出してしまったのでしたショック!

さて、今回お世話になった宿は「松や」さん。
恐る恐る一応マスクを手に持ち露天風呂に向かうと・・・

ブラボー!!
「松や」という名前だけあって杉林ではなく松林に囲まれているではないですか!

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私は安心して無色透明のかけ流し100%の露天風呂に浸ることができたのでした和む

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私は温泉に来たからには、1泊2日で少なくとも4回は温泉に入ります。
普段の休みの日には絶対に目を覚ましたくない朝6時に起き、一人で露天風呂に向かいました。
すでに、2人の女性と小学生低学年ぐらいの女の子が温泉に入っていました。

ここで、ある事件が起きたのです!(次回へ続く)

俯瞰で見ると・・・(丸岡いずみ)

March 11, 2008

ここだけの話し・・・

「後悔先に立たず」を実感です。

週末に2日連続でゴルフに行きました。
ゴルフは大好きなのですが、ここ数カ月わけあって(わけはおいおいブログに書きますが)
ゴルフを封印していたので、その反動もあり、誘われるままに参加してしまったら
大変なことになりました泣ける

というのも、この週末は花粉の飛散量がピークに達し悲惨な状況になるという予報を、
気象予報士でこれまた花粉症の杉江さんから口をすっぱくして言われていたのです。
ゴルフに行く予定であることを告げると、「丸岡さん、それは自殺行為です!」と
忠告を受けていたにもかかわらず、元来約束を破るのが恐ろしく嫌いな私としてはドタキャンできず、
杉林の中でプレーをし続けたのでした。

結果は、杉江さんの予想どおり悲惨なことになりました泣ける
帰りの車中でも鼻は滝のように流れ、家に着いて鏡を見ると髪の毛に肉眼ではっきりと見えるほど
花粉がこびりついているではないですか。
私はそれを見ただけで卒倒しそうになりましたショック!

鼻も詰まり、友達と電話をしていても「え?何語しゃべってんの?」と言われるしまつ。
これは仕事に差し支える!と薬を大量投入し、なんとかOAを切り抜けたのでした。

しかし、今回の件で私は改めて思いました。
「あ~日本って平和だな・・・」と和む

花粉症なんて昔は日本になかったはずです。言ってみれば現代人が作り出した公害の一種です。
お金をかけてマスクをしながらゴルフをして、花粉症がひどくなったとワーワー騒いで薬を買って・・・。
本当に、私は何をしているのだろう?とふっと思ってしまったのです。

自分のことを俯瞰で見ると滑稽になり、『ZERO』の東京大空襲の企画を横目で見ながら、
これまた妙に平和を噛みしめたりしたのでした。

ということで、もう、花粉症ぐらいでジタバタするのはやめにします。

#10 サイエンス(桝 太一)

March 8, 2008

「再生医療、実現に一歩前進」

「太陽系に第9惑星発見の可能性」

「天然記念物のトゲネズミ、30年ぶり確認」

・・いずれも、今年に入ってからストレイトニュースで
扱ったサイエンス系の話題。

どのくらい興味をそそられるかは人それぞれかと思いますが、
少なくとも「おっ」と思わせる魅力をもったニュースではないでしょうか。

私はこの手のネタが人一倍好きでして、
「Science Portal」という科学ニュースサイトを毎朝楽しくチェックし、
ストレイトニュースに科学ネタが入ると密かに喜んでいます。

・・しかし、いざ30秒~1分という短いニュースの形になってみると、
サイエンス系のネタがいかに伝えにくいものかと驚かされます。

新聞・雑誌のような活字メディアと違って、テレビは、
「分かりにくかったから、もう一度・・」ということが出来ません。
サラリと流れていくので、直感的なイメージを与えることは得意でも、
理解に時間がかかるような理屈を伝えるのは、実は難しい。

なぜニュース番組で科学ネタが少ないのか、その理由の一つが、
読み手側になってみて初めて理解できたように思いました。


テレビが直感的な「入口」になって、興味が湧いたところで、
新聞なり雑誌なり他メディアで詳しく理屈を調べたくなる・・
そんな流れが理想なのかも知れません。
理系離れが叫ばれる昨今、テレビの役割とは何か、考えさせられます。

最後に余談ではありますが、私が学生の頃に休刊になってしまった
「Quark」というサイエンス雑誌、大好きでした・・復刊を望みます・・泣ける

いよいよ花粉量がピークに!(杉江勇次)

March 7, 2008

番組内でもお伝えしましたが、
いよいよ今春の花粉飛散がピークになる時が来ました!泣ける

今週は東京でも『多い~非常に多い』ランクの飛散が続いていますが、
それでも現在までの飛散量は、
シーズンで予測されている量のわずかに1割程度に過ぎません。

残り9割の多くの部分が、
いよいよこの後1週間~2週間程度で飛散するとみられます。

その始まりがあさっての日曜日と見ていいでしょう。

日曜日は南高北低の春の天気図に変わってきます。
東日本や西日本では気温が15℃を超えて、春本番の暖かさに突入する見込みです。

晴れてこれ位まで気温が上がると、間違いなく花粉は大量に、しかも猛烈に飛びます。

しかも日曜日に春本番を迎えたあとは、しばらく暖かな陽気が続く見込みで、
来週にかけて連日大量飛散が続く恐れもあります。

花粉症の方は、マスク必携はもちろん、
もし可能ならば外出を出来る限り控えなどの、十分な対策をした方がいいでしょう。ピース!

という記事を書いている張本人、杉江も十分な花粉症です。

週末は気を付けないと・・・和む

吉田豪氏の奇襲攻撃(丸岡いずみ)

March 4, 2008

ここだけの話し・・・

久々にOAの本番で汗だくになりました。

第2回『およよん』での話しです。
吉田豪氏はこの番組で一緒にMCをさせて頂いているプロインタビュアー、コラムニストです。
あらゆるジャンルの話題の人とのインタビューには定評がありますが、この日もニュースで取り上げた
2人の人物と過去に対談をされていました。

一人はサイパンで逮捕された三浦和義容疑者、もう一人は「まことちゃんハウス」でもめている
漫画家の楳図かずおさんです。

三浦和義容疑者との対談は本番前に豪さんの著書で読んでいましたが、三浦容疑者は豪さんに
丸裸にされた状態で、赤裸々にインタビューに答えていました。
正直、「この脇の甘さじゃ、今回の展開も驚かないかも・・・」と
思ってしまいました。
と同時に、豪さんは“人たらし”だなあ・・・とも。
相手は気持ちよく豪さんの手のひらで転がされているのです。

しかし、豪さんは単なる“人たらし”だけではなかったのです!
恐ろしい取材記者であることを私に見せつけました。

OAをご覧になった方はもうおわかりだと思いますが、私の「忘れたい過去」を周到な用意をもって
本番で私に突きつけたのです泣ける
まさに奇襲攻撃、近所のスーパーで忘れたい昔の恋人にバッタリ会った・・・
例えていうなら(あくまでも例えですが)そんな感じです。

後で豪さんから聞いたところ、豪さんは自分のジャージのポケットに‘あのブツ’をしのばせている間中、バレないかドキドキしていたようですが、その周到な準備に私はプロインタビュアー吉田豪氏の
記者魂を見たのでした。

汗だくになって豪さんに文句を言いつつ、心の中では「おぬしやるな・・・」と。
あの瞬間、私の中の記者魂にも火がついたのでした。

というわけで、第3回では私もプロインタビュアーの豪さんに一泡噴かせるべく取材中です。
みなさん、次回もご期待下さい!