さざんか梅雨(杉江勇次)
(11月6日、しつこい秋雨前線!の記事もご参照下さい。)
昨日まで、ほぼ2週間乾燥した晴れが続いた東京ですが、
今日は朝から厚い雲に覆われています。
これは沖縄の南にある台風23号から雲の帯が大きく広がってきたためで、
この雲の帯は金曜日頃まで本州付近に停滞してしまいそうです。
ところで、日本には春夏秋冬の四季がありますよね。
そしてこの四季、季節が移りゆく時には、
必ずと言って良いほど曇りや雨の季節が存在するのです。
これは温度の違う空気同士がぶつかり合った時に雲が発生するためで、
この雲が厚くなればなるほど雨を伴い易くなります。
ちなみに、一年のサイクルをおさらいしておくと・・・
●冬~春にかけて、菜種梅雨 (菜の花の咲く頃)
●春~夏にかけて、梅雨 (梅の実の熟す頃)
●夏~秋にかけて、秋雨
●秋~冬にかけて、さざんか梅雨 (山茶花の咲く頃)
と言った感じで、今はちょうど秋から冬に移りゆく時のさざんか梅雨にあたります。
この雲の帯が解消すれば、さざんか梅雨も明け、
本格的な冬の到来となりますが、それは週末になりそうですね。
ただし、本格的な寒さが続くようになるのは、もう少し先となりそうですよ
冬将軍到来!危険!(杉江勇次)
冬将軍とは・・・
モスクワを攻めたナポレオンが厳冬に勝てず敗走したことから、
『大陸の寒気の厳しさを擬人化して使う表現』です。
その冬将軍の第一弾が週末の日曜日に日本列島を襲来しそうな気配です。
冬将軍のレベルとしてはこの時期、最強レベル。
晩秋としては異例の強さと言ってもいいでしょう。
寒気の強さは上空5000メートル付近で-36℃以下!
これが東北地方まで南下してくる予想です。
この-36℃というのは真冬に大雪をもたらす目安といわれるもの。
では日曜日の午後から月曜日にかけて、何が起こるか?
北日本は山沿いを中心に吹雪や大雪となる所がありそうで、
平地でもかなりの積雪となるかもしれません。
また新潟や金沢、長野、松江など北陸や山陰地方でも初雪となる所が多いでしょう。
場合によっては大阪や名古屋あたりでも初雪が舞うかもしれません。
一気に積雪状態となることで、交通機関も大きな影響を受けるでしょう。
スリップ事故などが多発するかもしれないので、車でお出掛けの方は要注意です!
また東京や大阪では強い北風が吹き荒れて
先週吹かなかった木枯らし1号が吹くことはほぼ間違いないでしょう。
そして月曜日の朝は厳しい冷え込みとなり、
東日本や西日本の平野部でも広い範囲で氷が張るような冷え込みとなりそうです。
とにかく日曜日に到来する寒気は真冬の匂いをプンプン漂わせています。
体調面では風邪などをひかないよう、十分にご注意下さい。
みのさんファンに囲まれて・・・(丸岡いずみ)
ここだけの話・・・
私、みのさんファンに囲まれました!
って、別に物騒なことが起きたわけではありません。
偶然そうなったのです。
昨日、友達と入った串揚げやさんでの出来事です。
私たちが店に入った数分後に、60代とおぼしき2人組の女性が来店、私たちの隣のテーブルに。
その数分後に、4人組のこれまた60代とおぼしき女性が入ってきました。
どうやら先に来店した2人組みと待ち合わせをしていたようです。
会話の内容から、「おもいっきりイイ!!テレビ」のスタジオ観覧を終えた後、
銀座で買い物、その後、4人の友達と待ち合わせをしてこの串揚げやさんにやって来たようです。
で、そこでの会話です。
「最近は若い人も観覧に入れてるね。」
「どうやら、これまでよりも若い人にも見てもらいたい番組らしいよ。」←的確な分析
「でも、みのさん働きものだよね。朝もやってるのに。」
「ギネスに載ってるんでしょ。同じ歳とは思えないわ~。」←60代で間違いなし!
「今日さ、みのさんに安倍さんから電話がかかってきたんでしょ。すごいよね、やっぱり。」
↑お!これはニュースの話に展開か!?
「うん、ニュースのお姉さんも言ってたよね。」
「ああ、マルちゃんね。」
ここから私と友達の、なぜか小声での会話・・・
友:「マルちゃんって(私を指さしながら)マルちゃんの事?」
丸岡:「たぶん・・・」
友:「ニュースのお姉さんって、体操のお兄さんみたいだよね~?」
丸岡:「ちょっと違うと思う・・・」
マルちゃんでも、ニュースのお姉さんでもいいんですが、
私は女性グループの話を聞きながらちょっとうれしくなりました。
なぜかというと、とにかくニュースのことが頭に残っていてくれたことがこの会話から感じとれたから。
きっと、私がニュースを読むだけなら印象に残らないであろうニュースも、みのさんとのちょっとした
会話を挟むことによって、ニュースが伝わっているとしらた、とてもうれしいことだからです。
ちなみに、女性グループが話していた安倍さんの話とは、
「テロ新法案の採決に安倍さんが本会議場に姿を現した・・・」というニュースのことです。
私の担当している「NEWSエスプレッソ」は、スタジオのお客さんを目の前に
ニュースを読むというあまり見ない演出をしています。実はこれ、非常に勉強になるんです。
それは、その場でニュースに対する素直な反応が返ってくるので、どんなニュースに世の中の人が
反応し、興味を持っているのかが、あの瞬間わかるのです。
解説をしても、テレビカメラに向かってしゃべるのとは違って、すぐにお客さんの顔を見れば、
分かりやすい解説だったか、またそうでなかったか一目りょう然です。(反省もしばしば)
ちなみに、串揚げにかぶり付く私に気づくご婦人方はこれ幸いに!?いらっしゃらず・・・。
ということで、ニュースのお姉さんは明日も頑張ります
11月の天気サイクル・・・(杉江勇次)
今日の東京、少々北風が強いものの真っ青な空が広がり、
気温も20度を超え、まさに小春日和となっています。
(あ!先週予告した木枯らし1号は、ちょっと風が足りずに吹きませんでした。)
ではここで、小春日和のうんちくを少々致しましょう・・・。
まず小春とは旧暦10月の異名のこと。
ですから、小春日和とは旧暦10月の暖かな晴れを指すわけで、
今年の旧暦10月は11月10日~12月9日までですから、
この期間の暖かな晴天を小春日和と言うことになります。
(ちなみに12月9日以降の暖かな晴天は、冬日和なんて言いますよ!)
さて、11月8日に立冬を向かえ、暦の上では季節はもう冬。
しかし、気象庁の季節区分では11月までが秋で、12月からが冬。
つまり11月は、秋のような冬のような非常に中途半端な時期でもあるわけですが、
それを象徴するかの如く、こんな感じで11月は進んでいきます。
題して11月の天気サイクル!
冷たい雨==>木枯らし
==>小春日和
==>再び冷たい雨
==>再び木枯らし
・・・
冷たい雨が降るたびに気温も下がっていくことから、『ひと雨一度』なんて言葉もあります。
上記のような寒暖を繰り返しながら、
11月は季節が進んでいくわけで、
まさに秋と冬が入り混じった月ということが言えそうです。
しつこい秋雨前線!(杉江勇次)
四季のある日本列島には、
春夏秋冬、それぞれの季節に向かう時に、
必ずと言っていいほど雨の季節があります。
春から夏にかけては一番有名な梅雨。(6月~7月)
夏から秋にかけては秋雨。(9月~10月)
秋から冬にかけてはさざんか梅雨。(11月末頃)
冬から春にかけては菜種梅雨。(3月頃)
そして、今、日本列島に長々と前線に伴う雲の帯が延びているのですが、
この前線、どうも性質的には秋雨前線の様相を呈しているのです。
秋雨前線というのは夏の太平洋高気圧の北の縁に出来る事が多いものですが、
11月に入った現在でも、日本のすぐ南でこの高気圧の勢力が非常に強いのです。
この高気圧の圏内に入っている小笠原諸島の父島では、
この10日間で熱帯夜が7回、最高気温も連日28℃前後まで上がっており、
今日の最高気温は29.1℃で、11月としては記録的な暑さとなりました。
いくら小笠原と言えども、
この時期にこれだけ気温が高い事はそうそうあるものではありません。
(ちなみに11月に父島で30℃を超えたのは、過去にたったの1度あるだけです!)
南の海上で、太平洋高気圧が強い理由は、
ラニーニャ現象の影響が一番だと思いますが、はっきりとは分かりません。
この高気圧・・・今週一杯は比較的強い状態が続きますが、
週末にはようやく季節通りに姿を消していく予想となっています。
と共に、北の冷たい空気の勢力が増して、
日曜日から月曜日頃にかけては、東京でも木枯らし1号が吹くかもしれません!
詳細はまた後日・・・
ジコシュチョウ!?(丸岡いずみ)
ここだけの話・・・
電車の中って人間ウォッチング好きにはたまりませんよね~。
先日も目が点になる出来事、いや、そういう人に出くわしました。
電車の中で50歳代前半とおぼしき中国人の女性と70歳代前半に見える日本人の女性2人が
立っていました。
中国人の女性が座っていた20歳代のカップルに「席譲ってもらえますか?」。
カップルは当然「どうぞ・・・」と席を譲り、日本人女性二人は「すみませんね~」と席に座りました。
で、その後の3人の会話。
中国人:「中国だったら、若者が座ってたら『席ゆずってよ!』っていうよ」
日本人A:「え~、そんなのこっちからいったら恥ずかしいじゃない」
中国人:「日本人ってそういうところがあるよね。でも気づいて譲らない方が中国だったら恥ずかしいし、 譲ってっていうのは全然恥ずかしいことじゃないけどね」
なるほど~。確かに日本ではこういう光景は少ないかも・・・と私は思いました。
が、・・・。
次のホームでの乗り換えでの出来事。
中国人:「今度は最初から座れるように、私が席取ってあげるから安心して!」
日本人:「混んでる時間帯だから無理しなくていいよ・・・」
電車が到着し、扉が開いた瞬間、その中国人女性は降りようとする人を完全に無視し車内に突進し、
席を3つ確保したのでした!
私はこの瞬間、悪夢が走馬灯のようによみがえってきました。
1年半ほど前、上海に友達と旅行に行ったときの出来事を・・・。
上海の都会具合に圧倒されながら、地下鉄に乗ってみよう!ということになり、チャレンジしましたが、中国人は扉が開くなり、降りるのも乗るのも同時。自動券売機もちゃんとありましたが、並んで買う人なんてごく少数でした。その時は、調度中国の正月、春節で地方都市から上海に人が雪崩こんでいる
状態でしたから、わたしも友達も中国人と同じようにしなければ、いつまでたっても地下鉄には乗れないという究極の選択を迫られました。
中国人が“並ばない国民”であることは聞いていましたが、身をもって体験すると本当に精根尽きるほど疲れました。
来年は北京オリンピック。政府もやっきになってマナー向上を呼びかけていますが、私はそんな付け焼刃でうまく行くとは到底思えません。
中には、「13億人もいれば自己主張しないと生きていけないんだよ、きっと・・・」なんてまとめてしまう
物分りのいい人もいますが、オリンピックが終わっても「席譲って!」の主張ができる中国人が、「セイレツ」を覚えてくれていることを祈るばかりです。