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【富山】南砺中央病院 来月から分娩休止 市内 出産可能機関ゼロに2009年3月15日 南砺市の公立南砺中央病院は、四月から助産師不足のため産婦人科の分娩(ぶんべん)業務を休止する。これにより、市内で出産できる医療機関はなくなる。 市医療局によると、同病院には三人の助産師がいたが、昨年二人が退職し、残る一人も三月末に退職する意向という。常勤の産科医は非常勤となり、週二回ほどの外来診療のみを続けるため、出産する場合は砺波市の砺波総合病院など市外の医療機関にかからなければならない。 南砺中央病院は医師不足のため二〇〇五年三月に分娩を休止。〇七年三月に再開したが、再び休止に追い込まれることになった。 また、常勤医が減って当直体制が苦しくなるため、平日午後十時以降と休日の救急患者の受け入れをやめ、砺波総合病院や南砺市民病院などとの二次救急の輪番からも外れる。 (河郷丈史)
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