20年越しの夢をかなえ、先輩チャンピオンのリナレス(左)、西岡(右)にほおをつねられる粟生=東京・神楽坂の帝拳ジム
WBC世界フェザー級王者、粟生隆寛(24)=帝拳=が13日、都内で会見し、同級2位でアテネ五輪フライ級金メダリストのユリオルキス・ガンボア(キューバ)との初防衛戦を熱望した。
王座奪取から一夜明け、粟生は「(初防衛戦は)世界ランク2位のガンボアとやってみたい。オリンピックの金メダリストだし、アマチュア出身の僕としてもどんなものなのかやってみたい」と、同級最強の呼び声が高いガンボアにラブコールを送った。
キューバ出身のガンボアは06年にドイツに亡命し、現在は米国を拠点にプロ活動をしている。07年4月にプロデビューして以来、14連勝(12KO)中。もっとも、初防衛戦は同級1位エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)との指名試合の可能性が高いのが現状だ。
ベルトは来週にも手元に届く予定で「実感はない。次、勝ってチャンピオンになれたという感じ。ベルト?早く欲しい。来たら枕元に置いて寝る」と待ち遠しい様子。しばらくは休養し、今月末にもV1戦へ始動する。