DV防止啓発せんべい販売 サポートの会が徳島市内で 2009/2/1 10:16
ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者の支援団体「ストップDV・サポートの会」が、DV防止啓発のせんべいを二月一日から販売する。支援団体の全国大会で試験販売したところ即座に完売し、県外からの注文が相次ぐほど人気を集めた。会は「県内でもDV撲滅の意識が高まるきっかけになれば」と期待している。
せんべいは小麦粉と卵、砂糖が原料で、DV撲滅の願いを込めて手のひらと「STOP!!DV」の文字の焼き印を付けた。十袋入り(一袋二枚)六百円。徳島市北佐古二番町の喫茶みるくうゆで販売する。収益はDV被害者に自立支援金を貸し出す会の基金「森」の資金に充てる。
相談に訪れるDV被害者の気持ちを和らげる意味を込めて、二〇〇七年夏に会員が発案。同年十一月、千葉県で開かれた全国シェルターシンポジウムの会場で二百袋販売したところ、すぐに売り切れた。
それ以降、シンポジウムに参加した東京や京都などの市民団体から注文が相次ぎ、〇八年は計千袋を売った。受注生産だったため、県内ではDV関連のイベントで少量販売しただけだが、県民にDV被害へ関心を持ってもらうために店頭販売することにした。
問い合わせは東條恭子代表<電070(5680)3822>。【写真説明】ストップDV・サポートの会がDV防止啓発のために販売するせんべい