「タバコを止めたことによるメリットの一つに、火事の心配しなくて良い、ってのがあります。「イン・ザ・プール」という奥田英朗の小説に、タバコの火の始末が気になって気になってしょうがない強迫神経症の患者の話が出てきます。タバコの火をちゃんと消したか、気になっていったん出た部屋に戻り、灰皿を流しに移して水に浸したけど、ひょっとしたら消しかけのタバコが灰皿からこぼれて書斎の書類の下にまぎれているのではないか… それがだんだんエスカレートし、飛行機に乗り遅れ、仕事に穴を開け、最後には焼肉屋で肉すら食えなくなってしまう男の話です。なぜそうなったかは、長くなるので本屋で立ち読みでもしてくださいな。
そこまで極端ではなくても「あ、タバコの火、ちゃんと消えてたかな?」ってのは、喫煙者誰しもが一度は感じた不安ではないでしょうか。小説の登場人物ではないですが、こういうのは気にし始めると止まらないもので、それこそ灰皿に水を掛けることを習慣にすると、それを忘れたことに外出先で気付いた瞬間、家が火事になってるんじゃないかと不安になる。タバコを止めるとそういう類のストレスが減る、というのが大きいと思うのです」
でも、これってタバコを止めたメリットとまでいえるのでしょうか?このような性格の方なら、例えタバコを止めても、テレビは消したか、電気やガスも消したか、水道は止めたか、鍵はかけたかと、いちいち気になるのではないでしょうか?禁煙を勧めるブログならもう少しましなことを書いてほしいです
【日記の最新記事】