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塩谷総合病院:経営移譲 「新病院は看護師不足」 講演会で問題点指摘 /栃木

 経営難から塩谷総合病院(矢板市)が来月1日に国際医療福祉大(大田原市)に経営移譲されることを受け、塩谷地区の地域医療を考える講演会が14日、矢板市内で開かれた。同病院の看護師らも出席し、移譲後は看護師が不足するなどの問題点が指摘された。

 主催したのは市民団体「塩谷の地域医療を守る会」で、約40人が参加。医療介護情報センターの木高博代表が「塩谷総合病院の経営破綻(はたん)問題と病院経営」と題して講演した。木高代表は「民間である国際医療福祉大に譲渡されることで、塩谷総合病院は、医療法で規定される公的医療機関ではなくなる」点を注意喚起。地域住民自身が行政を通じて、病院経営を監視していく必要性を強調した。

 同大は、不足する医師は非常勤医師派遣などで補う方針だが、同病院の女性看護師(39)は「医師はいても看護師の数が足りず、診療が十分に行えない」と述べた。【葛西大博】

毎日新聞 2009年3月15日 地方版

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