地デジのCATVアナログ変換 石川県珠洲市で実証実験/総務省    [2009年3月9日]


 DA変換サービスは、デジタルテレビがないCATV加入世帯でも、アナログテレビで地上デジタル放送を視聴できるようにするもの。第9次行動計画では、「DA変換サービスは残存するアナログ受信機器対策として有効である一方、CATV事業者の運用、制度的課題などがある。同サービスの暫定的導入について課題の検討を行う」と明示。「政府は、CATV業界の課題整理の結果を踏まえたうえで、09年夏までに必要な作業をする」とのスケジュールが盛り込まれている。
 現在、日本ケーブルテレビ連盟がDA変換サービスの課題を整理する作業を進めている。今回の実証実験は課題整理の一環として、実際にDA変換サービスを実施し、事業者側の運用、技術的課題などを抽出するものだ。
 珠洲市の世帯数は約7000。このうちCATVに加入しているのは約4000世帯で、60%近い普及率となっている。同市では、能越ケーブルネットがCATV、インターネット、IP電話サービスを展開している。総務省では、こうしたCATVの普及状況がDA変換サービスの実験に適していると判断した。

(つづき・詳細は映像新聞3月9日号、1面)



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