2009年3月14日22時32分
【モスクワ=星井麻紀】ロシア空軍高官は14日、南米ベネズエラのチャベス大統領から、同国の島をロシア空軍長距離戦略爆撃機の臨時拠点として使用する提案を受けていると明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。同高官はキューバをロシア軍の拠点として利用する可能性にも触れ、「両国首脳の意思があれば可能」とした。
ロシアは米国が欧州に計画しているミサイル防衛システムに反発しており、来月1日にロンドンで開かれるオバマ政権になって初の米ロ首脳会談を前に、米国側を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。