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【麻生首相呉市講演詳報】「(済州島を買えという)こういう発想は私には出てこない」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:安全保障
麻生太郎首相は14日、広島県呉市で講演し、民主党の小沢一郎代表が「いま円高だから(韓国の)済州島を買っちまえ」と発言したとされる問題について「こういう発想はとてもじゃないけど私には出てこない」と批判した。首相発言の詳細は以下の通り。
【小沢氏の「第7艦隊」発言】
「今日、呉に来て改めて思いましたけど、日本の安全保障を考えたときには、アメリカの第7艦隊さえいりゃあ、あとは(在日米軍は)いらねぇとか勇ましいことをいっている方もいらっしゃるようですけど。失礼ですけども、朝鮮半島、なかんずく北朝鮮は来月、4月の4日には、衛星と称してロケットを打ち上げる、と言ってきました。世界に向かって」
「あれ、実験するときに(上空を)通過する国は日本ですよ。アメリカが、ソ連が、中国が、インドが、ミサイルを撃っているときに他国の上は通過なんかしていません。しかしあそこ(北朝鮮)は、日本の上を通過するといっている。しかも、広島県じゃありませんよ。しかし、その真下にいる県の人たちにしてみりゃぁ、あれ、途中で落っこっちゃったら、てめぇのところに落ちるなぁと、これは計算するよ。ふざけた話じゃないかという国が隣にある」
「われわれは、第7艦隊さえすりゃあ、それで十分だって言うんだったら、それに対抗するためには、猛烈な勢いで日本も防衛予算というのを増やさない限りは対応できませんよ。それよりは、アメリカと一緒に組んで、世界第1位の国アメリカと組んでやっている方が、アメリカの抑止力を頼っている方がより現実的じゃないのかということを私どもは過去60年間、ずーっと言って、結果として日本は間違いなくこの政策に乗って、経済も繁栄し、治安も良く、世界第2(位)の経済大国にのし上がった」