元日経記者の国会傍聴記。二大政党デモクラシーをめざします。kokkai-blog@mail.goo.ne.jp
国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行
【赤坂議員宿舎拒否】民主・石川知裕議員がパンツ丸出しで「東京ホームレス代議士」と報じられる
【週刊新潮に友人のパンツ丸出し写真でびっくり!!】
週刊新潮の定期購読者向け茶封筒を開いて、数秒パラパラ。
いやあ、ひっくり返りそうなほどびっくりしましたよ!
毎号楽しみにしている巻頭のニュースグラビア。
何と私の早大同級生で民主党衆院議員の石川知裕君(北海道11区比例)がパンツ丸出しでズボンを着替えている写真が載っているじゃないですか!
あなたは週刊誌で友人のパンツ丸出し写真を見たことがありますか?
私は生まれて初めてです。
しかも、見出しは「東京ホームレス代議士」。
いったい何があったんでしょうか!?
【東京では1泊4200円の格安ビジネスホテル暮らし】
週刊新潮から引用します。
――(石川議員は)本来なら、あの「赤坂議員宿舎」に入る権利を持つが、東京限定「ホームレス」なのである。
「財政的な理由が大きい」
と語るのはご本人。普段は中央区勝どきにある1泊4200円の格安ビジネスホテルに起居する。キャリーバッグに詰める荷物にも限度があると、もっぱら着替えは議員会館で。――
という議員会館の事務所内での着替え写真がこのグラビアだったのです。
ああ、びっくらこいた。
議員会館は衆院、参院とも同じ作り。写真の部屋は議員室です。
扉の向こうには秘書室があって、廊下から支持者、陳情者、役人、新聞記者、秘書、政治家らがひっきりなしに出入りします。
石川君の背中側には、所属する農林水産委員会などの資料がひしめいています。わずか9ヶ月の国会議員生活でもこれだけたまるんですね。
【「国会議員は優遇されているというイメージ」は避けたい】
「宿舎は家賃があって9万2000円。ホテルだと週4日東京に泊まって、月に6万8000円ほど。光熱費もかかりませんから」という石川君。
――「赤坂に入れば、“国会議員は優遇されている”というイメージが持たれてしまう。あそこは全て3LDKで82平米ですが、独身の僕には広すぎる。問題視されている宿舎へ、あえて入る理由を有権者に説明できないです」――
写真は石川知裕衆院議員
【旧赤坂議員宿舎のミステリー】
私は日経記者時代、古い赤坂宿舎を夜回りしていましたが、夜遅くまで麻雀にふける議員もいて、派閥政治、ボス政治の温床になっていると感じました。早朝から深夜まで国会議員同士が一緒にいるのって変ですよね?
60歳過ぎの経済企画庁長官の部屋の前にベビーカーが置いてあり、中から赤ちゃんの泣き声がするなど、議員宿舎というのは妙なところでした。
女性議員が増えたということからも、私は議員宿舎という制度に対して懐疑的です。
写真は党首討論で小沢代表に拍手を送る石川議員=NHK中継2008年1月9日
ところで北海道帯広市在住の石川君の実家は十勝支庁の足寄町。ご両親は先月、成田・北京で初めてお会いしました。お父さんは林業、お母さんは専業主婦でしょうか。
2人のお兄さんは開業不動産鑑定士、開業医。
早稲田の商学部を出て後、小沢一郎さんの秘書を10年間やっていましたが、秘書の給料というのは、あまり高くないようです。郷里に帰り、第44回総選挙に経ちましたが、惜敗率80%。1年半浪人して、昨年4月に繰り上げ当選。そりゃ、事務所運営費はカツカツでしょう。
でも本当にカツカツで、歳費(国会議員の月給)をそのまま生活費に充てている「就職先は国会」というセンセイが増えている感じがします。
そういうセンセイはこの取材には応じなかったでしょうね。
昨年7月29日の参院選後、いつ解散があってもおかしくない状況です。
それなのに解散をさけるようとする土壌があるのはこの辺に原因があると思います。
政治家=生業・・・私は「ちょっと違うな」と思うのですが、時代でしょうかね。
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「週刊新潮」を読んで、ニュースグラビアは写真のインパクトがすべてだなあと思いました。これ、本文記事は「議員宿舎が一切ダメだというわけではない」とか、いろいろフォローしているんですよね。
写真や映像の強さをヒシヒシと感じます。
後輩のたかおです。
石川先輩の写真には驚きましたよ。
代議士も経済的に大変なんですね。
将来的には、政治家の給料も実力主義にしてもいいかもしれませんね。
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