岡山放送局

2009年3月14日 19時1分更新

はしか予防接種60%台


今年度から中学生と高校生のはしかの予防接種が新たに始まりましたが、去年12月までに接種を受けた生徒の割合は県内で60%台にとどまり、岡山県は3月中に接種を受けるよう呼びかけています。

はしかの予防接種は昨年度まで、小学校入学前に2回受けることになっていましたが、おととし、若者の間ではしかが全国的に流行したことから、今年度から新たに中学1年生と高校3年生も対象になりました。

県では年度内に対象となる生徒の95%が予防接種を受けることを目標に、市町村などを通じて接種を促す取り組みを進めてきました。

しかし県のまとめによりますと、去年12月までに県内で接種を受けた生徒の割合は中学1年生が67.8%、高校3年生が61.5%とともに60%台にとどまっています。

はしかの予防接種を巡っては、感染の拡大を防ぐため、大学などが、入学や出願の際に入学生や受験生に対し、接種を受けた証明を求める動きも広がっています。

県では「対象となる生徒は年度内に接種を受けないと1万円以上かかる費用を自己負担することになるので、ぜひ今月中に受けてほしい」と呼びかけています。