お気に入りのジャズスタンダードで練習するのもいいですが、たくさんコードがあると
覚えるのに時間がかかってしまいす。
そこで、ジャズのスタンダードでよく使われている2−5−1(-
-
)で練習
してみましょう。
これはKey=Cメジャーでの2−5−1進行です。
まずは、コードを弾いてみましょう。
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コードの響きが分かったらベース音のみを演奏してみます。
これが最も簡単なベースラインです。
基本的に、1拍目にコードのルート音(CメジャーコードならC音)を
弾く事になっています。
つまり言い換えれば、1拍目以外の音は変えても良いという事です。
しかし、ただ闇雲に変えただけでは、なかなかジャズらしくならないので、
ジャズらしくなる方法を学んでいきましょう。
小節内の最後の音は、次のコードへ「半音アプローチ」する方法が使えます。
次の譜例を弾いてみて下さい。
ルート+半音アプローチ1
少しスムーズになったと思いませんか?
例では半音下からアプローチしましたが、もちろん半音上
からでも使用できます。
また半音アプローチはさまざまな場面で、組合せて使用されます。
もう一つの例として次の次のようなものがあります。
コードトーンとは、そのコードの構成音のことで、例えばDm7だと、D F A C
G7は、G B D F の4音になります。
Dm7のコードトーン
G7のコードトーン
CMa7のコードトーン
まずは各コードのコードトーンの指板上の位置を覚えましょう
Dmi7 | G7 | CMa7 |
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これを半音アプローチと合わせて使って、ベースラインに味付けしてみましょう。
コードトーン+半音アプローチ1
これで少しジャズらしくなって来たと思いませんか?
もうひとつ、よくあるベースラインを載せておきます。
コードトーン+半音アプローチ2
もちろん、この他にも何十通りと組み合わせがあるので、
いろいろ試してみて下さい。
オクターブや5度を組合すのも、非常によく使われます。
次の例を弾いてみて下さい。
ここではいよいよ、コードとベースラインを同時に弾いてみます。
まずは簡単なものから徐々に進めていってください。
最初は難しいかと思いますが、すぐに慣れてくるはずなので、
挑戦してみて下さい。
コードとベースラインを弾くときは、右手の親指でベースライン、残り3本
(人差し指、中指、薬指)でコード音を弾くと弾きやすいと思います。