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【東京】

小児二次救急再開へ 町田市民病院 夜間・休日 救急車搬送患者に限定

2009年3月14日

 町田市民病院が四月中にも、救急車による搬送患者に限って夜間・休日の小児二次救急受け入れを再開する見通しであることが分かった。十三日の市議会健康福祉委員会で、病院側が明らかにした。同病院では、小児科の常勤医不足が深刻化し、昨年九月から受け入れを休止している。

 説明によると、小児科の常勤医が、これまでの三人から五人に増やせる見通しとなったため。産休だった女性医師が復帰し、医局から研修医一人が派遣されるという。

 負担軽減のため、市医師会の協力を得て、救急医の派遣を受けられないか、詰めの協議をしているという。

 また近隣大学の医局と連絡協議会をつくり、安定的に常勤医を確保できるよう連携を深めていく方針も示した。

 同病院は受け入れを休止して以降、夜間・休日は原則として、近隣の二次救急医療機関に患者を搬送してもらっている。市内には小児二次救急病院はほかになく、再開を望む声が強まっていた。

 救急以外の休日・準夜間診療は、市医師会の当番医や「準夜急患こどもクリニック」(午後七−十時)でこれまで通り対応し、入院が必要となった場合は市民病院で受け入れる。

 同病院は「組織を挙げて常勤医確保に努め、一日も早く本格再開にこぎつけたい」としている。 (堂畑圭吾)

 

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