2009年3月14日 16時8分更新
海賊対策でソマリア沖へ護衛艦が出航にあわせて派遣に反対する市民団体が基地周辺の海上で抗議活動を行いました。
これは広島県や山口県で活動している市民団体、「ピースリンク広島・呉・岩国」が行ったもので、メンバーの11人が、正午ごろ、海上自衛隊呉基地のそばで数珠つなぎにした5隻のゴムボートに乗り込み沖合に向かって進みました。そしてボートの上から「自衛隊の参戦を許さない」といった横断幕を掲げたり、抗議声明を読み上げたりして派遣への反対の意思を表していました。
団体の世話人を務める西岡由紀夫さんは、「海賊対策は海上保安庁がするべきであり、自衛隊が海外に派遣されるのはおかしい。今回の派遣は、法律を整えない中での見切り発車で、隊員の命にかかわるような大きな危険を招くのではないかと危ぐしている。」と話していました。
警察によりますと、基地の周辺で、14日は、あわせて6つの団体の約190人が抗議活動を行ったということです。