広島放送局

2009年3月14日 12時34分更新

護衛艦派遣に市民団体が抗議


ソマリア沖の海賊対策で派遣部隊の護衛艦2隻が、14日午後、海上自衛隊呉基地を出航するのを受けて、派遣に反対する市民団体が基地の周辺で抗議活動の準備を進めています。

このうち、広島県や山口県で活動している市民団体「ピースリンク広島・呉・岩国」のメンバーは、午前10時ごろから海上で抗議活動をするための準備に取りかかり、ゴムボートに空気を入れて膨らませていました。
市民団体の世話人を務める西岡由紀夫さんは、「海賊対策は海上保安庁がするべきであり、自衛隊が海外に派遣されるのはおかしい。今回の派遣は、法律を整えない中での見切り発車で、隊員の命にかかわるような大きな危険を招くのではないかと危ぐしている。」と話していました。
この団体では、昼過ぎからメンバーがゴムボートに乗って今回の派遣に対する抗議活動を行うことにしています。
警察によりますと、基地周辺で、ほかにも4つの市民団体などが、抗議活動を行う予定だとということです。