「雇い止め」無効と提訴 ヤンマー元期間従業員農業機械大手ヤンマーびわ工場(滋賀県長浜市)で期間従業員として働き、雇い止めにあった同市在住の佐々木真一郎さん(53)と上野宗貴さん(45)が12日、解雇は無効だとして、同社を相手に地位確認などを求め、大阪地裁に提訴した。 訴状などによると、佐々木さんは2006年2月から、上野さんは05年2月から、それぞれ同工場に派遣され、組み立てラインの作業に従事。昨年7月、滋賀労働局はヤンマーに対し、労働者派遣法の受け入れ期間を超えているとして、直接雇用を申し入れるよう是正指導した。 ヤンマーは「08年9月から最初は5カ月。更新を含め最長2年11カ月」とする有期契約を締結。最初の期限を迎えたことし2月、減産を理由に契約を打ち切った。 原告側は、この有期契約について「合理的理由なしに雇用の安定を損なうもので無効」と主張。2人とも長期間働き続けており「派遣当時からヤンマーとの間に、期間を定めない労働契約が成立していた」としている。 【共同通信】
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