障害年金も生活保護も　二重取りの組幹部逮捕

　障害年金を受け取りながら生活保護費を不正受給したとして、埼玉県警は９日、生活保護法違反の疑いで、埼玉県川越市吉田新町、指定暴力団住吉会系幹部、遠藤主容疑者（４８）を逮捕した。

　県警の調べでは、遠藤容疑者は昨年６月から１１月にかけ、障害年金を受給していることを隠し、川越市から生活保護費約９０万円を不正に多く受け取った疑い。

　県警によると、容疑を否認している。遠藤容疑者は平成３年７月から１カ月に約２０円の生活保護費を受け取っていたが、１９年３月から月に約１５万円の障害年金の受給を開始。昨年５月の市の調査に「収入はない」と答え、不正受給を続けていた。