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カーネル人形が流されなかったワケ

2009.3.12 13:25
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カーネル人形が流されなかったワケ
道頓堀川からカーネル人形の右手を引き上げるダイバー=11日、大阪市中央区(撮影・安元雄太)【フォト】

 プロ野球阪神タイガースが1985年にリーグ優勝した際、ファンが投げ込んだとみられる「日本ケンタッキー・フライド・チキン」のカーネル・サンダース人形の上半身が10日に、11日には下半身と右手が大阪市中央区の道頓堀川で見つかった。

 道頓堀川は、安井道頓によって開削された人工の運河。誕生はドラマチックで、豊臣家の許可を受け1612年に工事開始。道頓は1615年4月の大坂夏の陣で討ち死にしたが、工事は同年11月、新城主となった松平忠明の許可で完成し、忠明が「道頓堀」と命名したとされる。

 今回、人形が発見されたのは、新戎橋から数メートル下流。1985年10月に投げ込まれたとみられる戎橋から、約23年で100メートルほどしか動かなかったことになる。川には両端に水門があり、通常は潮の干満とともに水が動く程度で、台風など大水の場合を除けば流れがほとんどない。

 大阪市の調査では、川底には2メートル前後のヘドロがたまっており、ヘドロの上に“鎮座”した形でほとんど動かなかったものとみられる。

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