三重県伊勢市の私立皇学館高校の男子生徒(16)が自殺した問題で9日夜、同校の大島謙校長が男子生徒の自宅を訪れ、両親に調査の中間報告をした。生徒へのいじめがあったとみられることを伝え、謝罪した。
その後、取材に応じた生徒の父親によると、校長はいじめの具体的内容は不明としながらも「(生徒の)死を防ぐことができなかった。申し訳ございませんでした」と述べたという。父親は「以前よりは誠意のある対応だったが、納得するのは事実を解明した時だ」と話した。
大島校長は報道陣に「両親に謝罪した」とだけ述べた。【岡大介、福泉亮】
毎日新聞 2009年3月10日 2時00分