三重県伊勢市の私立皇学館高校の1年生の男子生徒(16)が3日午後、市内の自宅で自殺しているのを父親が見つけた。父親から連絡を受けた同校によると、自室に、クラスでいじめを受けていたことを知らせる遺書が残されていたという。同校は4日、県生活・文化総務室に事実関係を口頭で報告した。
同校はいじめを把握していないといい、期末試験が終わる7日以降に、同級生らから事情を聴く。
中村貴史教頭によると、男子生徒が期末試験を無断欠席したため、担任が家族に連絡。仕事先から戻った父親が2階屋根裏で首をつっている生徒を見つけたという。
遺書はA4判1枚で、生徒の自筆で「暴言、暴力、嫌がらせを浴びせられ、精神的に嫌になった」などと書かれ、いじめにかかわっていたとする同級生の男女7人の名前が挙げられていたという。
中村教頭によると、生徒は陸上部に所属しており、正義感が強かったという。
同校は、同市にある神道系の皇学館大学の付属高校。
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