鳩山邦夫総務相は12日、TBSの「認定放送持ち株会社」への移行を正式に承認した。4月1日付で移行する予定で、社名を「東京放送ホールディングス」に変更する。地上波テレビ放送免許と地上テレビ放送事業を完全子会社のTBSテレビに移し、経営資源を効率化する。民放の移行は、フジテレビジョンに続いて2例目。
2008年4月の改正放送法施行で、傘下に複数の地上波放送局を持つことができる認定放送持ち株会社制度ができた。単一株主が発行済み株式の33%までしか保有できない制度になっており、TBSには移行することで、楽天による経営権買収の道を事実上閉ざす狙いがあった。(12日 22:16)