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米国人の10代少年を「殺し屋」に養成、メキシコ麻薬密輸組織

3月13日21時9分配信 CNN.co.jp


テキサス州ラレード(CNN) メキシコと国境を接するラレードの警察は13日までに、メキシコの麻薬密輸組織「ガルフ・カルテル」に属する「殺し屋」となっていた米国人の10代の男2人を逮捕したと述べた。1人は取り調べに対し「スーパーマンになったと思った。好きな仕事だった」と供述している。

3人グループの2人で、残る1人はメキシコ当局に捕まって投獄され、刑務所内で刺殺された。ラレードの警察によると、2人のうちの1人は13歳の時、組織内でメキシコ軍特殊部隊の元兵士らが集まる部門に「勧誘」されていた。

メキシコの農場で半年間の訓練を受け、毎週500米ドル(約4万9000円)の手当をもらっていた。命令で殺人を犯した場合は、最高で5万ドルとコカイン2キロを与えられたという。

3人はラレード周辺の複数の隠れ家に住み、ベンツに乗って移動。組織の生活に染まると共に、2人は、まぶたや顔面に入れ墨を施す異様な姿ともなった。命令を受けて、米国やメキシコで殺人を繰り返していたとみられる。関与した殺害の件数は不明。

2人の取り調べで、所属部門のメンバーが米国内に深く浸透していることも判明した。「ガルフ・カルテル」はメキシコで最大規模の麻薬密輸組織とされ、米市場の縄張りをめぐり対立組織と縄張り争いを繰り広げている。

米国人の10代少年を「殺し屋」に仕立てたのは、国境検問所での審査が容易になることをねらったともみられる。

2人は2005年6月からラレードで発生した複数の殺人事件に絡んで逮捕された。最初は単独の事件とみられたが、逃走車両の中で見付かったたばこの箱の指紋から2人の存在が浮かび上がったという。2人は殺人罪で訴追され、長期の禁固刑を受けている。




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最終更新:3月13日21時24分

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