北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　千歳市内の中学一年の女子生徒（１３）が昨年六月、自宅マンションから飛び降り自殺を図り、意識不明となっている問題で、道教委は十一日の教育委員会会議で、千歳市教委の対応について「現段階では説明責任を果たし切れていない」と批判した。道教委は近く同市教委に適切に対応するよう申し入れる。

　この日会議を欠席した吉田洋一道教育長に代わって、倉島宏総務政策局長が吉田教育長の考えとして述べた。

　道教委は、確認した事実関係などをまとめた報告書の提出を市教委に求めている。市教委は報告書ができる時期は未定としており、道教委は「現段階で資料が不十分。場合によって指導が必要」との考えを示した。

　千歳市教委の中村康典教育部長は「教育委員会で出された意見などを確認し、対応を考えたい」としている。