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小沢元秘書の高橋氏、西松事件関与を否定

2009年03月10日

 西松建設の違法献金事件をめぐり、約20年にわたって小沢一郎・民主党代表の秘書を務めた元衆院議員の高橋嘉信氏が9日、奥州市内で演説し、「微動だにすることは何一つない」と事件への関与を全面的に否定した。

 高橋氏は80年から小沢代表の秘書を務め、00年の衆院選で比例区の東北ブロックで当時の自由党から出馬し、初当選。次期衆院選では「小沢先生に挑戦する」とし、岩手4区から自民党公認で立候補予定だ。

 小沢代表の第一公設秘書の逮捕以降は、小沢代表の元「側近」として高橋氏が事件の真相を知っているのではないかと、発言に注目が集まっていた。

 だが、9日の演説で高橋氏は自身の政策の訴えに終始。最後に、「一連の報道がいろいろされていますが、申し訳ないんですけど、微動だにすることは何一つない」とひと言語り、報道陣を振り切るように車に乗り込んだ。

 演説を聴いた農業男性(70)は「嘉信さんは小沢さんの秘書を務めていたが、自民党の悪い点を知るだけに変えようと訴えている」。一方、自営業男性(57)は「今回の事件の下地をつくったのは彼(高橋氏)ではないのか。一番の責任者だ」と話した。

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