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三重・伊勢の高1自殺:遺書「他にもいじめ」 父、皇学館高提訴も検討

 三重県伊勢市の皇学館高校1年の男子生徒(16)が自殺した問題で、男子生徒の父親が毎日新聞の取材に応じ、遺書に「他にもいじめられている生徒がいる」という内容が書かれていることを明らかにした。父親はいじめを防げなかったのは学校の責任として、皇学館高校を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こすことも検討しているという。

 父親によると、遺書ではいじめにかかわったとされる生徒7人に自分に謝罪するよう求めるとともに、他にもいじめられている生徒がいることをそれぞれ実名を挙げて訴えており、学校にいじめの再発防止を求める内容も記されていた。皇学館高校はこれまでの取材に対し「学校でのいじめについては把握していない」としている。

 父親は「学校の対応が遅く誠意がみられない」として、いじめを防げなかったことは同校の責任として「損害賠償を求める訴訟を起こすことも検討している」という。遺書に「暴力」という言葉があったことから、三重県警伊勢署に相談することも考えているという。

 父親は8日夕、「今も校長から謝罪はない。学校には早く真相究明のために対処してもらいたいのに、聞き取り調査の結果報告もなく対応が不誠実だ。いじめを苦に自殺し、いじめがなくなるよう訴えた息子の遺志がこれでは無駄になってしまう」と話した。【福泉亮】

毎日新聞 2009年3月9日 中部朝刊

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