県立丸子実業高(現丸子修学館)で自殺したバレー部員(当時16歳)の母、高山かおるさん(44)=御代田町=が「部内のいじめが原因」として県と校長、部員とその両親を相手取り、総額1億3800万円の損害賠償を求めた訴訟で、高山さんは12日、1審判決を不服として東京高裁に控訴した。
1審判決は、上級生1人に対し1万円を支払うよう命じたが、他の請求は退けた。高山さんの代理人は控訴理由について「あまりにも誤った事実認定に基づく不公平な判断」との談話を出した。【大平明日香】
毎日新聞 2009年3月13日 地方版