NASAは、米国東部夏時間3月11日午後2時37分(日本時間3月12日午前3時37分)に、米国時間3月11日(同3月12日)に予定していたSTS-119(15A)ミッションの打上げ延期を発表しました。
液体水素燃料タンクに燃料を充填中に、外部燃料タンクの外側にある水素ガスベントシステムにリークが発見されたためです。
打上げ目標日は、米国時間3月15日以降であり、今後の原因究明と対策により、改めて正式な打ち上げ日が設定される予定です。なお、米国時間3月15日に打上げの場合、打上げ時刻は午後7時43分(同3月16日午前8時43分)となります。
STS-119ミッション/国際宇宙ステーション(ISS)組立ミッション(15A)は、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるISSの組立フライトであり、スペースシャトルによるISSの組立・補給フライトとしては28回目、ロシアのロケットでの打上げを含めると32回目の組立フライトです。
STS-119ミッションでは、S6トラスを運搬します。
STS-119(15A)ミッションには、若田光一宇宙飛行士がミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)として搭乗します。若田宇宙飛行士は、第18次長期滞在クルーとしてISSに滞在しているサンドラ・マグナス宇宙飛行士と交代し、その後約3ヶ月間ISSに滞在します。
項目 | 計画 |
---|---|
打上げ目標日時 (米国時間3月15日の場合) |
2009年3月15日午後7時43分(米国東部夏時間) 2009年3月16日午前8時43分(日本時間) |
打上げ場所 | NASAケネディ宇宙センター(KSC) 39A発射台 |
飛行期間 | 約14日間(ドッキング期間11日間) |
搭乗員/作業体制 | スペースシャトルクルー7名(内1名はISS長期滞在クルー)/1シフト |
オービタ | ディスカバリー号(36回目の飛行)(スペースシャトル通算125回目の飛行) |
軌道高度 | 軌道投入高度:約226km、ドッキング高度:約361km |
軌道傾斜角 | 51.6度 |
帰還場所 | 主帰還地:NASAケネディ宇宙センター(KSC) 代替帰還地:エドワーズ空軍基地内NASAドライデン飛行研究センター(DFRC)、ホワイトサンズ宇宙基地 |
主な搭載物 | S6トラス(太陽電池パドル、ラジエータ含む)、補給物資、実験機材など |
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