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カーネルおじさん救出3度も失敗した…アノ番組に直撃

特番に“本人”も緊急出演!?

 関西では知らぬ者がいないほど人気の朝日放送制作のバラエティー番組「探偵! ナイトスクープ」が15日午後7時から、一夜限りの2時間特番としてテレビ朝日系で放送される。このタイミングを待っていたかのように道頓堀川からカーネル・サンダース人形が“生還”したため関係者は大喜びだ。というのも、番組とカーネル人形は、切っても切れない因縁で結びついているからなのだ。

 阪神タイガースが日本一に輝いた1985年、熱狂したファンにより道頓堀川に投げ込まれたカーネル人形。あれから24年。投げ込まれた現場から約200メートル離れた場所で10日に上半身が、続いて11日に下半身が引き揚げられた。

 高さ173センチ、重さ26キロ。この人形が見つからないことから阪神が優勝できないのでは−と疑問に思い、“カーネルの呪い”として、いち早く取り上げたのが「探偵! ナイトスクープ」だった。

救出されたカーネル・サンダース(クリックで拡大)

 88年3月5日の第1回放送を含め、3度も番組内で救出を試みている。番組を立ち上げた朝日放送の松本修・制作局局長プロデューサー(59)は興奮を隠せない。

 「放りこまれたときは、ニュースにもならなかったので“水底の祟り”として世間に発信したのです。こんなうれしいことはない。特番では急きょカーネルさんを登場させ、一夜限りのゴールデン進出を祝うことになりました」

 松本プロデューサーは、苦難の道のりを振り返る。「初回の放送では、視聴者の依頼で探偵の槍魔栗三助(現・生瀬勝久)が捜索しました。とくに初代局長の上岡龍太郎さんは大の阪神ファンでしたから、カーネル救出へ強い熱意がありました。2回目は4日間、プロのダイバーを使って探しました。新しいカーネルさんを連れて球団が必勝祈願に訪れる(兵庫県)西宮市の広田神社へお祓いに行ったほどです」

 番組では発見できなかったが、視聴者から寄せられたどんなクダラナイ依頼にも真剣に取り組む探偵の姿勢に、視聴率はうなぎのぼり。

 金曜午後11時以降という深夜時間帯にもかかわらず、過去20年間の平均視聴率は20.1%、最高視聴率32.2%(関西地区、ビデオリサーチ調べ)というお化け番組に成長した。

 東京のキー局・テレビ朝日でも一時ネットされていたが放送枠が確保できず終了。現在、関東地区ではとちぎテレビ、テレビ埼玉、東京MXテレビ、テレビ神奈川で放送されている。

特番の様子(クリックで拡大)

 特番では、過去の傑作も紹介。ホラー映画好きでゾンビと戦うための訓練をおこたらない大阪の3兄弟が登場する「ゾンビを待つ子どもたち!?」(2008年3月7日放送)では、収録会場が爆笑に包まれた。

 もちろん新ネタもある。「30代の奥さんから『童話を子どもに読み聴かせたいが、途中で自分が感動して読めなくなる、どうしたらいいか』という依頼がありまして。何とか最後まで読みたい…という奥さんが探偵と一騎打ちをします」

 こうアピールする松本プロデューサー。サンダース人形発見の効果で視聴率も見込めるか?

 「サンダースさんですから、考えている数字プラス3%くらい増えてくれるといいですね」

ZAKZAK 2009/03/12

(祟り 呪術)

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