同じテーブルについた美どり（手前）と泰葉。海老名家総出の記念撮影（上）では、なごやかだったが…（クリックで拡大）

　２代目林家三平を襲名する落語家、林家いっ平（３８）の襲名披露宴が１２日、東京・帝国ホテルで開催された。主役そっちのけで報道陣が注目したのが不仲説の流れていたタレント、海老名美どり（５６）と歌手の泰葉（４８）姉妹の約４年ぶりの再会。海老名家のテーブルは、なごやかだったが、実際は…。

　和装の美どりと、混乱を避けるため３０分遅れで入場した肩出しワンピースの泰葉。衣装も行動も対照的だったが、テーブルでは俳優で美どりの夫、峰竜太（５７）、エッセイストの母、海老名香葉子さん（７５）らと同席した。

　この光景に感激した新・三平は、締めのあいさつで「ようやく海老名家のテーブルが全席埋まりました。天国の父も喜んでいると思います」とうれし涙にくれた。

　ところが、微妙な場面が訪れたのは海老名家総出の記念撮影。にこやかにシャッターを押した直後、泰葉の両肩を、美どりが背後から「ごくろうさま」といった雰囲気で両手で軽く触れた。これに泰葉は振り向くことなく、さっさと退場。テレビのスローＶＴＲを見ると、このとき泰葉は美どりの手を振り払ったようにも見えた。

　姉妹の不仲説が流れたのは一昨年１１月。落語家の前夫、春風亭小朝（５４）との離婚会見で泰葉が「私と姉は仲が悪い」と衝撃発言したことから明るみに。理由を明らかにしなかった分、この日の再会は注目を集めていた。

　ただ、姉妹の仲は本当に深刻かといえば、峰は「みんな（姉妹が）仲悪い方がうれしいんだから。兄弟ゲンカとかいろいろあるけど、みなさんが面白がるほど心配ない」と説明。香葉子さんも「（２人は）連絡取り合ってますよ」と話し、正蔵からは「今度、家族そろって会う時はおふくろの葬式かな」とブラックジョークも飛び出した。

　“姉妹不仲”のドタバタ噺は、実は新・三平に報道陣を引きつけるための一家総出の大ネタだとしたら、なかなかしたたか。落語界でもギャグの冴えで知られる根岸（海老名家）らしい？！