福山市はこのほど、経営効率化などを目指す福山市民病院の「改革プラン(案)」を、市議会民生福祉委員会で公表した。09年度から5カ年を計画年度とし、100床程度の増床を含む施設整備などを進め、2013年度に単年度黒字達成を目指すとしている。
同病院は77年開設。現在の診療科は22科で病床数は400床。近年は入院、外来患者数ともほぼ増加傾向にあるが、赤字経営(07年度は純損失約1億9500万円)が続いているという。
同プランでは施設整備に加え、駐車場の有料化▽選定療養費の徴収▽民間への業務委託促進--などについて検討を進める計画。【柳沢和寿】
毎日新聞 2009年3月13日 地方版