2009年3月12日12時14分
宮内庁は12日、来月10日に結婚50年を迎える天皇、皇后両陛下の祝賀行事のひとつとして、年内に金婚式を迎える夫婦101組を、当日の茶会に招待すると発表した。「国民とともに50年を祝い、同じ時代を共に歩んできた夫婦と苦楽を分かちあいたい」とする両陛下の思いに沿ったもので、すでに招待者も決まっているという。あわせて当日の祝賀行事の式次第も明らかにした。
祝賀行事は10日午前9時から夕方まで続き、同11時半からは、宮殿「正殿竹の間」で内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁長官の三権の長の夫婦らが出席しての祝賀が行われる。
茶会は午後2時から宮殿「豊明殿」で催される。招待されるのは101組202人。09年1月から12月までの間に結婚50年を迎える夫婦で、宮内庁によると、都道府県が「さまざまな形で社会の支えになって苦労されてきた夫婦」をそれぞれ2〜3組選考した結果、101組になった。50分ほど両陛下と歓談する。
両陛下は1958年11月の皇室会議で婚約が決まり、59年4月10日に結婚した。