2009年 3月 12日
坂出3人殺害事件 検察側が死刑求刑
坂出市で幼い姉妹を含む3人が殺害された事件の裁判が12日、結審しました。検察側は「犯行は計画的で殺害の状況も残虐」として被告の男に死刑を求刑しました。川崎政則被告(63)はおととし11月、坂出市林田町で義理の姉の三浦啓子さん(当時58)と孫の山下茜ちゃん(当時5)、彩菜ちゃん(当時3)姉妹を殺害したとして殺人などの罪に問われています。12日の裁判で検察側は、精神鑑定の結果や犯行を周到に計画していたことを踏まえ、「完全な責任能力がある」と主張しました。そして、「3人もの尊い命が奪われた被害結果は重大で取り返しがつかず、殺害の状況も執ようかつ残虐」として死刑を求刑しました。一方、弁護側は「川崎被告は知的レベルが低く発達障害のため殺害を思い止まることができなかった」として、「無期懲役が相当」と述べ、裁判は結審しました。4日連続で開かれた裁判の中で終始、無表情だった川崎被告。しかし、弁護側が情状酌量を求め意見を述べた時には、涙を流し、右腕でぬぐってました。判決は今月16日に言い渡されます。

立ち入りの旅行会社 岡山市教委除外も
岡山市の旅行会社5社がカルテルの疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けた問題で、岡山市の教育長は、修学旅行の入札から5社の除外を検討する考えを示しました。岡山市の山脇健教育長は12日の文教委員会で、5社を入札から除外することを検討すると述べました。委員からはカルテルが起きた原因を分析すると共に、発注側の中学校の責任も考える必要があると指摘がありました。この問題は市立中学校の修学旅行代金を巡り、市内の旅行会社5社がカルテルを結んだ疑いが持たれているもので、11日、公正取引委員会が5社を立ち入り検査しました。岡山市教育委員会はまずは来月以降に予定されている来年度の修学旅行が支障なく行われるよう校長会と話合いながら、対応したいとしています。

名画「バラ」を盗んだ疑いで男逮捕
去年5月、笠岡市の美術館で時価2500万円相当の油絵を盗んだとして広島県福山市の派遣社員の男が12日、窃盗の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは、広島県福山市の派遣社員、八塚健容疑者(41)です。警察の調べによりますと、八塚容疑者は、去年5月25日午前、笠岡市のワコーミュージアムから梅原龍三郎作の油絵「バラ」、時価2500万円相当を盗んだ疑いです。警察は先月27日、「バラ」の絵を運んだ疑いで、岡山市の古美術商の男を逮捕し、調べていたところ、供述などから八塚容疑者が浮上し、12日、逮捕しました。警察の取り調べに対し、八塚容疑者は「盗んだのは間違いない」と容疑を認めているということです。盗まれた「バラ」の絵は、先月25日、岡山市内で見つかっています。

倉敷市でトラックと軽四事故 2人死傷
12日午後、倉敷市で軽乗用車が大型トラックに正面衝突する事故があり1人が死亡、1人が重傷となっています。12日、午後2時半ごろ倉敷市船穂町船穂の県道で軽乗用車がセンターラインをはみ出し、対向車線を走っていた大型トラックと正面衝突しました。この事故で軽乗用車を運転していた倉敷市玉島乙島の中古車販売業、吉田克己さん(63)が全身を強く打ち、死亡したほか助手席に乗っていた58歳の男性が重傷となっています。大型トラックを運転していた男性にケガはありませんでした。現場は見通しのよい緩やかなカーブで警察が事故の詳しい原因を調べています。

岡山・香川の国公立大学で後期入試
入試シーズンも大詰めです。国公立大学の後期日程の入学試験が12日、全国で行なわれ、岡山と香川でも受験生が試験に挑みました。このうち岡山大学津島キャンパスでは朝早くから多くの受験生が参考書や受験票を手に会場を訪れていました。岡山大学では文学部や法学部など9つの学部で小論文や面接などの試験が行われ、午前9時半から始まった経済学部の試験では、問題用紙が配られると、受験生は気持ちを集中させていました。岡山大学の後期日程の入試には250人の募集定員に対し、777人が受験していて、平均競争倍率は3.1倍です。また、香川大学では249人の募集に764人が受験していて平均競争倍率は3.0倍です。合格発表は岡山大学が今月20日、香川大学が今月22日です。

世界腎臓デーで検尿キット配布
自覚症状がないまま進む新たな国民病、慢性腎臓病について知ってもらおうと、岡山大学病院の医師などが12日朝、JR岡山駅でキャンペーンを行いました。JR岡山駅の地下改札口では、岡山大学病院の医師や看護師、患者団体の代表など約60人と岡山市の高谷市長が慢性腎臓病の発見に有効な検尿キット1500個を通勤客などに配りました。慢性腎臓病の患者は、自覚症状のない人も含めて国内に1300万人以上、成人の8人に1人いると言われ、進行すると人工透析が必要になります。多くの場合、食事など生活習慣が原因です。予防のためには、年に1回検尿を行い、異常があれば、早めに医療機関を受診してほしいとしています。

ニューピオーネ初出荷
岡山県特産の種なしブドウ、ニューピオーネの初出荷が12日、総社市で行われました。初出荷されたのは総社市阿曽の農業、水畑浩志さんが去年11月からハウスで加温栽培したニューピオーネです。ハウスでは午前7時から収穫作業が行われ、ひと房ずつ丁寧に収穫していきました。今年の出来は粒はやや小ぶりですが、日照に恵まれたことから糖度は18度以上と甘みが強く、申し分のない出来だということです。出荷されたニューピオーネは平年並の56.8キロで13日、岡山市内のデパートの店頭に並べられます。