福岡放送局

2009年3月12日 18時33分更新

櫛田神社「ぎなん祭」


博多祝い歌に「さても見事な櫛田のぎなん」とうたわれている大いちょうの長寿を祈る「ぎなん祭」が福岡市の櫛田神社でありました。

「ぎなん」は、博多の言葉でぎんなん、いちょうのことです。
博多の氏神さま、櫛田神社の境内には樹齢1000年以上、幹まわりが16メートルもあるいちょうのご神木がそびえ、「櫛田のぎなん」と呼ばれてまちのシンボルとなっています。
「ぎなん祭」では、神事のあと、山笠や博多どんたく、まつばやしなどの関係者およそ60人が丸く固めたおからを受け取り、栄養分になるように祈りをこめて根のまわりにまきました。
最後は、ぎんなんにあやかってまちの繁栄を願う恒例の「博多祝い歌」と「手一本」でしめくくりました。
長年、博多祇園山笠、追い山のスタートをまじかに見守ってきた櫛田のぎなんには、来月には青々とした葉が出そろうということです。