福岡放送局

2009年3月12日 18時33分更新

ラッコの赤ちゃん死ぬ


福岡市の水族館でことし1月に誕生した赤ちゃんラッコは、衰弱したため11日から24時間態勢の人工保育が行われていましたが回復しないまま死んでしまい、水族館では死因などを調べることにしています。

福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」でことし1月に生まれたラッコの赤ちゃんは、水族館などでの人工の環境で生まれた日本で初めての4代目として注目されていました。
11日の午前中、母親の授乳をうまく受けることができず、動きも鈍くなっているのに飼育員が気づいたため、24時間態勢で人工保育にあたりましたが回復しないまま死んだということです。
12日、ラッコのプールの前では赤ちゃんラッコが母親のおなかに乗せられている元気な時の様子を撮影したビデオが上映され、献花台には花が手向けられていました。大牟田市から家族でラッコの赤ちゃんを見に来たという女性は「かわいそうですね。せっかく見に来たのに残念です」と話していました。
ラッコの飼育を担当している濱野真さんは「くやしいし、悲しいです。死因をきちんと解明して次の赤ちゃんラッコの飼育につなげたい」と話していました。